日本一の湧出量を誇る大分県別府市に、ひときわ異彩を放つ名物ガイドがいます。
「別府の一休さん」こと花田潤也さん(46)です。
ピンクの作務衣に丸メガネ、親しみやすい坊主頭という独特のスタイルと、そこから繰り出される軽妙なトークは、訪れる人々を瞬く間に笑顔に変えてしまいます。
熊本県出身の花田さんは、ガイド歴8年の移住者です。
海外生活での挫折を経て、別府へと辿り着いた花田さん。
そこで人生の転機となったのが、通称『ジモセン』と呼ばれる共同温泉でした。
そこには、年齢や国籍を問わず裸で語り合う温かな人間模様がありました。
この「裸の付き合い」が育む深い地域の連帯感に魅了された花田さんは、別府の精神を広く伝える道を選んだのです。
現在は昼夜を問わず街を案内し、住民と観光客の架け橋として奔走しています。
毎年4月上旬の「湯♨ぶっかけまつり」では、駅前通りに200トンを超える温泉が豪快に放水され、観客は熱狂の渦に包まれます。ずぶ濡れになりながら温泉の恵みに感謝する参加者の中には、満面の笑みを浮かべる花田さんの姿があります。
「ジモセン」から広がる交流の輪を大切にする花田さんの活動は、別府の街に新しい活気を与えています。
(OBS大分放送/ 北里邦寿 )
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