〈2022最旬〉この夏食べたい福岡の進化系かき氷5選

〈2022最旬〉この夏食べたい福岡の進化系かき氷5選

例年よりも厳しい暑さが続いている今日このごろ。照りつける太陽にクラクラしながらも、私は元気です。だって、暑い日こそ“かき氷日和”。福岡市内には美味しいかき氷のお店が、こんなにたくさんあるのですから。

伝統的なかき氷も素敵ですが、今気になるのはやっぱり“進化系”のかき氷。素材や味わいにこだわり抜く専門店の一杯から、パティスリーが手掛けるスイーツのような一杯、果物の美味しさをギュッと凝縮したものまで……、進化系かき氷5選+福岡市の気になるかき氷リストをお届けします。

「くらすこと」のフワフワしろくま(平尾)

平尾 くらすこと かき氷

平尾のレトロビルの2階にある「ごはんとおやつ、雑貨の店 くらすこと」で出合ったのは見た目にも愛らしい「くらすことのしろくま」(1,350円)です。かき氷好きの間ではお馴染み「SWAN」のかき氷機で削ったふわっふわの氷の上に、スイカやパインなど色鮮やかな果物が散りばめられています。

美味しさの決め手は、佐賀県唐津産の「村山牛乳」をじっくり煮詰めて作るミルキーな自家製の練乳と、甘酸っぱい手作り杏シロップ。底に潜む小豆の優しい甘味とホクッとした食感も実に良い塩梅です。

平尾 くらすこと かき氷
平尾 くらすこと かき氷

さらには、3種類もの手作りシロップをたっぷりとかける「自家製シロップ3種かけ」(1,250円)も見逃せません。「さがほのか」と「あまおう」をブレンドしたイチゴ、パイナップルとパッションフルーツ、種の食感も楽しいキウイ……と、果肉感を残したジューシーな美味しさがとりどりに弾けます。

添えられたモチモチの白玉、自家製の練乳、手作りのはちみつレモンも名脇役。かき氷にはすべて温かい番茶が添えられているのも嬉しいですね。

平尾 くらすこと 店内

ちなみに、かき氷以外の楽しみも盛りだくさん。スパイスが優しく香るトマトベースの豆カレー「くらすことのカレー」やランチプレート、手作りのプリンやドーナツといったおやつも多彩に味わえますよ。また、店内には調理器具や食器、洋服、調味料などの日々を豊かにしてくれるセレクトアイテムもズラリ。食後のお買い物も楽しみの一つです。

「おまめよしこ」の感性バクハツかき氷(上呉服町)

上呉服町 おまめよしこのかき氷

運ばれてきた瞬間に思わず歓声を上げてしまったのがこちら。1年中かき氷を楽しめる専門店「おまめよしこのかき氷」の「赤紫蘇キウイ」(1,650円)です。自家製の赤紫蘇シロップにキウイソースをあわせた一杯で、見た目の美しさもさることながら、驚くべきはやはりその味わいです。

上呉服町 おまめよしこのかき氷

かき氷の中心部には、あえて硬めに炊き、コーヒー焼酎で香り付けした黒米のリオレ(米を牛乳で炊いたフランスの伝統的なデザート)と、レモングラス・ミント・インドの蜂蜜の香りをまとわせたキウイの果肉が。口当たりや食感、香りや味の重なり……と、最後のひと口まで計算された味わいに唸るばかりです。

上呉服町 おまめよしこのかき氷

こちらのかき氷は、何と「とうもろこし柚子胡椒」(1,800円)。あえて粒感を残したとうもろこしのピュレ、柚子胡椒の風味を移したミルクシロップ、中にはポレンタのケーキとモッツァレラチーズが隠れていました。甘じょっぱくて、香ばしくて、柚子胡椒がピリッと爽やかで……美味し〜! かき氷の概念が変わりました。

上呉服町 おまめよしこのかき氷

氷は、表現したい味わいに合わせてかき氷機の刃を調整して削っているそう。例えば「赤紫蘇キウイ」は冷たくシャリッと感が出るように、「とうもろこし柚子胡椒」はふわっと繊細に口溶けるようにという塩梅です。

定番の「明太フランス」と「お豆腐」をはじめ、季節や日によって変わるかき氷も気になるものばかり。1度に2、3杯食べる方もいらっしゃるのだとか。私もこの日、2人で3杯食べました。「シュリカンド」も最高〜! 現在は1時間に2、3組ずつの完全予約制となっているので、Instagramで空席情報をチェックし、DMで予約してお出かけくださいね。

「The French Bones」の贅沢モンブランかき氷(警固)

警固 The French Bones

今年7月末より登場した新作の「和栗モンブランとカシスのかき氷」(1,720円)は、まるでケーキやパフェのよう! ブランマンジェのようにとろけるバニラクリームと、甘酸っぱいカシスソース、香りの良い栗のアングレーズソースを重ね、仕上げに和栗のモンブランクリームをたっぷりと。トッピングには、アーモンドメレンゲやマロングラッセをあしらい、何ともリッチな味わいです。

「The French Bones Cake & Bread」は、現在東京で活躍する福岡出身のシェフ・田熊一衛さんが考案するスイーツや自家製天然酵母のパンなどを味わえるお店です。フランス・パリの三ツ星店「ル・サンク」でスーシェフを務めたのち、帰国後に開いたレストランも次々と話題に。今年発売の「ゴ・エ・ミヨ2022」では「明日のグランシェフ賞」を受賞するなど、勢いは止まりません。
そんな田熊シェフの考えるスイーツはどれも素材の持ち味がギュッと凝縮されており、とっても華やか。それは、かき氷も例外ではないようです。

いわゆる“イチゴミルク”のかき氷も、こちらではご覧の通り。「村山牛乳のバニラクリームと苺のかき氷」(1,300円)として、ジューシーな美味しさを楽しめる一品となっています。
きめ細やかな氷にとろけるソースを合わせたかき氷は約3種類がそろい、その他ケーキやフォカッチャサンドなどのイートインもOK(ワンドリンクオーダー制)。電話やInstagramのDMから予約して出かけるのがおすすめです。

「パティスリー ジョルジュマルソー」のパチパチ桃花火(春吉)

淡いピンク色の桃シロップに、爽やかなブルー、散りばめられた冷凍のフランボワーズ……。あまりの愛らしさに写真をバシバシ撮りまくってしまった、その名も「桃花火」(1,500円)。現代フランス料理の父とも呼ばれる、かの偉大な料理人・エスコフィエが考案した桃のデザート「ピーチメルバ」をイメージしたかき氷です。

春吉 パティスリー ジョルジュマルソー

氷の中には、広島県「西田農園」をはじめとしたジューシーな旬の桃やなめらかなババロア、さらには弾けるクラッシュキャンディも潜んでいます。口に運べば、キャンディがパチッパチッとはじけ、とろける桃の香りや甘味がパァッと花開く……。まさに夏を彩る花火のように華やかな一杯です。

春吉 パティスリー ジョルジュマルソー

さすがは、福岡を代表するフレンチレストラン「ジョルジュマルソー」が手掛けるパティスリー。かき氷にもパティシエのアイデアと技術がギュッと詰まっていました。「桃花火」は、8月20日ごろまで販売予定だそう。かき氷やパフェなど、季節メニューの最新情報はInstagramをチェック! 席の予約はできず、先着順での案内なので、オープン直後を狙って出かけるのがおすすめです。

「氷菓子 mitu」のとろける生かき氷(薬院)

薬院 氷菓子 mitu

今年6/25よりスタートしたお昼の“生かき氷”専門店「氷菓子mitu」。なぜ“生”なのかと言うと、熱を加えない生の果物で作る「フルーツ蜜」にこだわっているからです。常に「フレッシュな美味しさを楽しめるように」と、「フルーツ蜜」は作り置きをしません。福岡県京都郡「松木果樹園」や福岡市青果市場から仕入れる新鮮な旬の果物を注文ごとにカットし、提供の直前に仕上げていきます。

薬院 氷菓子 mitu
薬院 氷菓子 mitu

研究を重ねて生み出した独自の製法で熱を加えずにブレンドするため、果物が酸化せず、色や香り、味わい、鮮度もそのまま。こうして仕上がった「フルーツ蜜」を、マスカルポーネクリームで縁取られたふわふわの氷にかけながら味わいます。

ラインナップは果物の仕入れにより変わりますが、この日選んだのは「生かき氷もも」(1,600円)。氷の上には果肉もトッピングされており、ジューシーな果物の美味しさを余すことなく堪能できました。

薬院 氷菓子 mitu

また、楽しみはかき氷だけではありません。残った「フルーツ蜜」に、ソーダまたはヨーグルトを加えてドリンクにしてもらえる嬉しいサービスも。まさに1度で2度美味しい、進化系かき氷でした。

行列ができる人気店なので、予約をして出かけるのがおすすめ。前日予約はInstagramのDMまたは電話で、当日予約は電話のみでの受け付けとなっています。基本は昼営業ですが、夜でも予約をすれば生かき氷を食べられますよ。
8月10日の18:00からは「フルーツ蜜」を使ったサワーやノンアルカクテル、洋食メニューを味わえるお店「yoru no mitu」も始まるそうなので、ぜひチェックしてみてください。

この夏、福岡で食べたいかき氷はまだまだたくさん!

今回は絞りに絞って5軒をご紹介しましたが……福岡市内で楽しめるかき氷は、まだまだ盛りだくさん! 
「縁の日、氷の日。」(祇園町) 
「ドルチェかき氷 熱捨」(柳瀬)
「筥崎氷々」(箱崎)
「パティスリー ロディアル」(住吉)
「おいしい氷屋」(渡辺通)
「hotel mei」(春吉)
「純氷ゆきんこ」(今泉)
「甘味処たきむら」(下川端町)
「&LOCALS」(大濠公園)
「café&sake ハカタ#092」(博多駅前)
「英国昇龍」(警固)
「栗りん」(大名)
「journey 料理とお酒」(福重)

間借りや期間限定営業、要予約のお店から先着順でのみ提供のお店など、それぞれ条件が異なるので最新情報をチェックして出かけてみてください。

《ごはんとおやつ、雑貨の店 くらすこと》
福岡市中央区平尾1-11-21 村田ビル2F
092-791-9696

《おまめよしこのかき氷》
福岡市博多区上呉服町3-4 2F
*電話なし InstagramのDMで要予約

《The French Bones Cake & Brea/ザ・フレンチ・ボーン ケーキ&ブレッド》
福岡市中央区警固2-2-11 シャンボール警固1F
092-753-9754

《Pâtisserie Georges Marceau/パティスリー ジョルジュマルソー》
福岡市中央区渡辺通5-8-19 マイスタア5-1F
092-741-5233

《氷菓子 mitu》
福岡市中央区薬院4-1-4薬院四つ角ビル1F
092-531-3923

森絵里花
地元タウン誌やグルメ情報誌、料理専門誌、WEBマガジンなど食の情報発信を中心に活動。
インスタID@morika0812

店舗名:ごはんとおやつ、雑貨の店 くらすこと
ジャンル:カフェ
住所:福岡市中央区平尾1-11-21 村田ビル2F
電話番号:092-791-9696
営業時間:11:30〜OS16:15
定休日:日、月曜
席数:カウンター5席、テーブル18席
メニュー:くらすことのランチプレート1,380円、くらすことのおやつセット1,265円
URL:https://www.instagram.com/kurasukoto/
店舗名:おまめよしこのかき氷
ジャンル:スイーツ
住所:福岡市博多区上呉服町3-4 2F
電話番号:なし  InstagramのDMで要予約
営業時間:10:00〜17:00
定休日:火、水曜
席数:カウンター4席、テーブル2席
メニュー:明太フランス1,650円、お豆腐1,650円
URL:https://www.instagram.com/omame_kakigori/
店舗名:The French Bones Cake & Bread(ザ・フレンチ・ボーン ケーキ&ブレッド)
ジャンル:スイーツ
住所:福岡市中央区警固2-2-11 シャンボール警固1F
電話番号:092-753-9754
営業時間:9:00〜19:00
定休日:水曜
席数:テーブル6席、テラス16席
メニュー:フォカッチャサンド410円〜、完熟マンゴーのミルフィーユ1,400円、シュークリーム290円
URL:https://www.instagram.com/the_french_bones/
店舗名:Pâtisserie Georges Marceau(パティスリー ジョルジュマルソー)
ジャンル:スイーツ
住所:福岡市中央区渡辺通5-8-19 マイスタア5-1F
電話番号:092-741-5233
営業時間:10:00〜19:00(喫茶はOS18:00)
定休日:月、火曜
席数:カウンター12席
メニュー:シュークリーム220円、チーズケーキフォンデュ1,200円
URL:https://www.instagram.com/p_gm_0610/
店舗名:氷菓子 mitu
ジャンル:スイーツ
住所:福岡市中央区薬院4-1-4薬院四つ角ビル1F
電話番号:092-531-3923
営業時間:13:00〜OS15:30(土日祝は11:00〜)、18:00〜OS21:30 ※夜は予約制
定休日:月曜
席数:カウンター19席
メニュー:生かき氷もも1,600円、生かき氷メロン1,400円、生かき氷宮崎マンゴー2,600円
URL:https://www.instagram.com/korigasi_mitu/

THE WRITER

魅力的な福岡の食文化をもっと楽しんでいただくためのバイブルとして、厳選した信頼性のある情報を毎日更新中。

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