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お題は「岸田総理、新型コロナに感染」

よなおし堂の水曜日は「よなおしにわか倶楽部」

夏休み子供にわかは最終週を迎えました。

今日のお客様は、幼馴染のふたり、小学校3年生の米村信之介さんと吉住彩矢さんです。

 

2人が披露してくれたにわかです。

 

 

「お兄ちゃんの夢ぁ、ジャンボジェット機のパイロットぃなることて言いよんしゃった」

 

「そらぁジャンボジェット機なら、期待(機体)ぁ大きか」

 

 

「ソフトバンクホークスの応援に下駄ばはいて行ったら、みんなから嫌がられたばい。なしてかいな?」

 

「そらぁ下駄の音が、勝たん(カタン)て言う」

 

 

「きつねさんは、鳴きながら来るとかいな?」

 

「来ん来ん(コンコン)」

 

もう夏休みの宿題はすっかり終わっているという2人。にわかもとっても上手です。

 

 

 

 
 

さて、負けずにスタジオでは、下田文代がお題「岸田総理、新型コロナに感染」でにわかを作りました。下田文代のにわかです。

 

「岸田総理がくさ、新型コロナに感染したばってん、政府ぁ総理が軽症であることば、しきりぃ強調しよるな」

 

「そらぁ、そうたい。景気の問題やら統一教会と政治の問題やら、支持率も急落しとるとやけん、おちおち休んどられん。岸田総理のコロナ発症が政権の致命傷ぃなりかねんけんたい」

 

「そんなら岸田総理ぁこの猛暑と発熱と冷や汗で、ものすごか汗ば流しよることやろう。汗ばかくとなら、国民のためぃかいてほしかな」

 

「ばってん、そげん汗がでるとならオンラインでの公務にも支障がでるとやなかろうか?」

 

「いいや、遠隔でも執務が叶うとやけんコロナで汗が大量ぃ吐き出しても感染(汗腺)な問題なか」

 

 

先生は、博多仁和加振興会相談役の志岐らん梅さんです。

下田のにわかを採点してくださいました。

 

 

風刺:3.5/4  構成:2/3  オチ:2.5/3  合計:8/10

 

 

講評です。

オチ部分の「感染な問題なか」が強い風刺になっています。風刺の手法は逆のこと言うことになりますがこの手法を取り込んでいるように聞こえました。さすがに岸田首相も表向きに「感染な問題なか」と軽々しくは言わないと思いますが、そう思っているのではないかとのニュアンスが伺い取れます。構成では「景気の問題」「統一教会と政治の問題」「支持率の急落」などは話が重く、一項目だけでも話の組み立てができる内容だと思います。聞く側はその三項目は頭に残ります。割愛した方が話がすっきりします。「岸田総理が新型コロナに感染したが政府は軽症であると、しきりに強調している。総理はオンライン会見中もペットボトルをよく飲んでいた。そのうちに汗が出てくる。汗が出てきても汗腺(感染)に問題はない」との単純な構成が分かりやすいと思います。オチの汗腺は2種類あり、それぞれ役割があるようです。そこまで踏み込まないと「汗腺」が生きてきません。この場合、「発汗(発刊・八巻・八貫。発簡など)のオチは理解されやすいと思います。しかしながら私にとって「汗腺」のオチは初めてです。とても新鮮でした。

 

高得点が出ました!

子供たちに刺激を受けた夏休み期間でした。

また、来週!

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