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25回目は河村哲夫さんの神功皇后の足跡です

※写真は裂田の溝です。
今週は「神功皇后の謎を解く」の著者、河村哲夫さんの神功皇后の足跡です。
神功皇后一行は糸島から那珂川方面へぬけて香椎宮をめざします。
この時、神功皇后は那珂川に神田を作り、水路を残しています。これを裂田の溝~(さくたのうなで)といいます。
この時、神功皇后を困らせたのは水路の途中にあった大岩です。これによって水路工事は難航しますが、これを武内宿禰が神に祈ると雷が起こり岩を砕いた、という伝承が地元に残っています。
この水路は現在も那珂川市に残っていて現在も田畑をうるおしています。
このことは日本書紀に「神功皇后、とどろきの岡におよんで大岩が塞がっており、皇后武内宿禰を召して、剣と鏡を捧げて神祇に祈りをさせられ、溝を通すことを求められた。
その時、雷が激しくなり、その岩を踏み砕いて水を通じさせた」とういう記述があり、真に、ここは伝承と日本書紀の記述が一致する場所になっています。

古代の福岡を歩くレポート(中島理恵)

世界遺産「神宿る島・宗像沖ノ島と関連遺産群」の構成資産『新原奴山古墳群』の15号墳と30号墳の調査速報展は3月29日まで、福津市カメリアステージ歴史資料館で行われます。
古墳の周りに置かれていたであろう須恵器を想像するのに助けになりそうな常設展示の大甕があるので、速報以外の展示も見逃さないでくださいね。
また、古墳の土の断面を写し取った展示もおもしろい!
お話を、福津市教育委員会文化財課・史跡整備係長の井浦一さんに伺いました。

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