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西九州新幹線・諫早駅近くの“九州の守り神”を祀る神社に行ってみた

北部九州・山口災害情報パートナーシップを結ぶコミュニティFM各局とRKBによるコラボ番組『ローカる!』。地域密着のコミュニティFM局のパーソナリティにとっておきの街ネタを紹介してもらう。10月は西九州新幹線開業で盛り上がっている長崎県諫早市のもようをエフエム諫早の太田陽さんとともに伝える。16日は諫早駅からほど近い、九州の守り神を祀る諫早神社の新スポットを紹介した。(報告:ディレクター荒木風花)  

コロナ禍で注目集めた妖怪の木像も

エフエム諫早の太田陽さんと鳥居をくぐって参道を歩く。飛び石のようになっているが「これにはある歴史が隠されてい」ると、諫早神社の宮本健一さんは語る。

宮本さん:いまお二人が歩いて来た参道には飛び石のようになっていますよね。諫早神社の目の前を流れる本明川に由来しており、65年前に起きた諫早大水害で流された飛び石なんです。これは長崎街道の一部でもあったので、幕末の志士である福沢諭吉や坂本龍馬もこの飛び石を渡って福岡や佐賀と往来していたのだと思います。そういう歴史を感じながら参道を進んでいただけたらと思います。
誰もが知る幕末の志士も通った道。参道を抜けるとご社殿が現れた。

宮本さん:諫早神社ということで、諫早の守り神であります。それとともに九州の守り神も祀っており、今年で1294年目を迎える神社です。

 

太田さん:諫早神社は駅から「スキップ5分」と表現させていただいており、最寄りの距離感にありますので、諫早駅に着いたらまず、諫早神社の氏神さまにお参りをしてから諫早の街を楽しんでもらえたらと思います。
御社殿の隣には視線を感じるモノが…これって?
エフエム諫早の太田陽さんと鳥居をくぐって参道を歩く。飛び石のようになっているが「これにはある歴史が隠されてい」ると、諫早神社の宮本健一さんは語る。

宮本さん:いまお二人が歩いて来た参道には飛び石のようになっていますよね。諫早神社の目の前を流れる本明川に由来しており、65年前に起きた諫早大水害で流された飛び石なんです。これは長崎街道の一部でもあったので、幕末の志士である福沢諭吉や坂本龍馬もこの飛び石を渡って福岡や佐賀と往来していたのだと思います。そういう歴史を感じながら参道を進んでいただけたらと思います。
誰もが知る幕末の志士も通った道。参道を抜けるとご社殿が現れた。

宮本さん:諫早神社ということで、諫早の守り神であります。それとともに九州の守り神も祀っており、今年で1294年目を迎える神社です。

 

太田さん:諫早神社は駅から「スキップ5分」と表現させていただいており、最寄りの距離感にありますので、諫早駅に着いたらまず、諫早神社の氏神さまにお参りをしてから諫早の街を楽しんでもらえたらと思います。
御社殿の隣には視線を感じるモノが…これって?

宮本さん:疫病退散のアマビエ様という妖怪の木造の像です。木造としては日本一の大きさを誇っています。高さが110cm、横幅は80cm、重さは300kgを越えます。もともと諫早神社は健康の神様を祀っていますので、病気が治りますようにというご利益があります。さらに九州の神様がいるということで、アマビエ様が誕生したとされる熊本の有明海にもゆかりがあるということで、市内の有志の方がご奉納くださったものになります。
この木像、全国的に知られるきっかけとなったある場所へ「出張」しているという。

宮本さん:北海道の紋別市で毎年開かれている「もんべつ流氷まつり」にこのアマビエ様が選ばれました。流氷まつりですので、氷で像を作ります。その氷像の題材に諫早神社のアマビエ様が選ばれ、氷で高さ9m、幅22m、木造のアマビエ様のおよそ7倍以上の大きさのアマビエ様を作っていただきました。神社としても長崎県としても題材に選ばれるのが初めてということで、とても話題になりました。
 

新幹線開業に合わせ作られた新エリアと御朱印

御社殿の右手のゾーンは今年春に新設されたエリアだと話す。

宮本さん:石で作られた「雲仙塚」という塚があります。長崎県の雲仙の山に九州の守り神が宿る「四面宮信仰」があります。雲仙の山がご神体のようなものなので、雲仙の山をここに再現して、九州の守り神のご利益をいただけるように「雲仙塚」を作りました。この塚は石と土で作るものなのですが、諫早神社の塚は石だけでできているというのが珍しい点だと思います。
 
雲仙塚では雲仙の神様にお参りすることができる。その隣には「池」ができていた。

宮本さん:この池も今年4月に新しくできたものです。もともとこの場所に県内の三大庭園があったんですが、これも諫早大水害で埋まってしまいました。その池を65年ぶりに復活させました。完成を記念して「野点」が行われました。新しくできた庭をみながらお茶を楽しんでもらい、巫女舞や琴の演奏なども披露しました。
 
さらに、新幹線開業を記念して限定の「御朱印」も登場した。
さらに、新幹線開業を記念して限定の「御朱印」も登場した。

宮本さん:2種類ありまして、まず1つは「はばたく御朱印」です。新幹線かもめが諫早の地から羽ばたいている様子が描かれております。これは諫早駅と共同で行っている企画で、新幹線によって、つながり・ひろがり・はばたいていくようにという願いを込めた御朱印になっています。これは諫早駅でもらえる「来駅証明書」を持ってきてもらった方限定となります。来駅証明書は電車に乗らなくてももらえる証明書です。期間限定で今年12月31日までとなります。
 

宮本さん:2種類ありまして、まず1つは「はばたく御朱印」です。新幹線かもめが諫早の地から羽ばたいている様子が描かれております。これは諫早駅と共同で行っている企画で、新幹線によって、つながり・ひろがり・はばたいていくようにという願いを込めた御朱印になっています。これは諫早駅でもらえる「来駅証明書」を持ってきてもらった方限定となります。来駅証明書は電車に乗らなくてももらえる証明書です。期間限定で今年12月31日までとなります。
 

宮本さん:もう一つは「飛翔御朱印」です。これは鳥のかもめが羽ばたいている様子が描かれています。赤の箔押しでキラキラもあり、お祝い感を感じていただけるものかなと思います。こちらも12月31日までとなっています。
さらに今年は鉄道開業150年の記念の年ということで、その印も押されたプレミアムな御朱印となっている。さらに「飛翔御朱印」には鳥のかもめが4羽描かれているが、これは新幹線「かもめ」の車両が4編成あるということに由来しているそうだ。ひとつひとつ意味があり、知れば知るほど面白い。

 

諫早神社の情報は以下で見ることができる。

HP: https://isahaya-jinja.jp/
Instagram: https://www.instagram.com/isahaya.jinja.shrine/
 

諫早から九州全体を見守る諫早神社。パワーを全身で感じられる場所だった。次回10月23日は名物の「諫早うなぎ」を堪能する。

宮本さん:もう一つは「飛翔御朱印」です。これは鳥のかもめが羽ばたいている様子が描かれています。赤の箔押しでキラキラもあり、お祝い感を感じていただけるものかなと思います。こちらも12月31日までとなっています。
さらに今年は鉄道開業150年の記念の年ということで、その印も押されたプレミアムな御朱印となっている。さらに「飛翔御朱印」には鳥のかもめが4羽描かれているが、これは新幹線「かもめ」の車両が4編成あるということに由来しているそうだ。ひとつひとつ意味があり、知れば知るほど面白い。

 

諫早神社の情報は以下で見ることができる。

HP: https://isahaya-jinja.jp/
Instagram: https://www.instagram.com/isahaya.jinja.shrine/
 

諫早から九州全体を見守る諫早神社。パワーを全身で感じられる場所だった。次回10月23日は名物の「諫早うなぎ」を堪能する。

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