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福岡のグルメ本「私、この店、大好きなんです。」の第2弾が本日発売

UMAGA

「いいお店ってなんだろう」
そんなことをよく考えます。
飲食店の紹介は、この「UMAGA」をはじめ、ウェブ、テレビ、雑誌など、ありとあらゆるところに出ていますが、そこに出ているお店はどういう視点での「よいお店」なのでしょうか。
おいしいこと、お店がきれいなこと、接客がよいことなど、いろいろな基準はありますが、いずれも人の好みというものは必ずあります。自分が自信をもって勧めたお店が、他の人にあまり気に入られなかったというようなことは誰しも経験があるのではないでしょうか。

私はグルメメディアを長年作ってきていますが、どこのお店を紹介するかというのはできるだけ客観的視点で選びます。できれば10人のうち7人、いや8人は好きといってくれるはずだと考えて店を選びます。
しかし一方で、10人中1人くらいしかピンと来ないかもしれないけれど、熱烈なファンがいるお店にも興味津々です。ただ「好き」ではなく、「熱烈に好き」「愛してる」お店です。いろいろなお店に行ってる人が熱烈に好きなお店のことって、知りたくありませんか。何がそのグルマンの心を奪うのか。
私は知りたいです。

私、この店2中面

「私、この店、大好きなんです。」というグルメ本を出したのは2020年1月。まさにコロナ禍の始まりとともに発売になりました。
この本は、福岡在住で食べ歩き好きの方々に、ご自身のお気に入りの店を教えていただくというもので、コロナ禍中とはいえ多くの方々に読んでいただきました。とはいえ、掲載したお店はわずか56軒。発売後に「私も紹介したい店があったのに」「他にも紹介した店がある」といった声をたくさんいただきましたので、このたび第2弾を発行することにしました。
前回、読んでくださった方々によく言われたのは、「載ってるお店が独特」「ことばに説得力がある」ということでした。今回もその部分は大事にしたかったので、執筆者のみなさんには「多くの人に支持されそうなよいお店」ではなく「自分自身がこよなく愛し、これからもずっと通いたいお店」を選んでもらいました。わかりやすくいえば、ミシュランガイドのようにお店を客観的に評価するのではなく、他の人が気に入るかどうかは度外視して、超主観的に「とにかく自分が好きな店」を挙げてもらうことです。そして店を選んでもらうだけではなく、自分の言葉で個人的なエピソードを交えながら、その“お店愛”を存分に語ってもらいました。一部、ライターさんなど文章を書くことを生業にしている人もいますが、多くは文章を書くという点では素人で、「文章は苦手なんです」という方もたくさんおられます。しかし、つたない表現でも深い愛情の上に書かれた熱のこもった文章は、前回の読者の感想からもわかるように説得力があります。

私、この店2中面

今回も私自身知らなかったお店、行ったことがないお店がたくさん含まれており、すでにそういうお店行脚を始めています。みなさんもこの本を手にすれば、間違いなく行ってみたいお店が何軒もあるはずです。そうして、掲載したお店のうち一軒でも、あなたにとっても「愛するお店」「一生つきあいたいお店」になれば、この本を出した甲斐があるというものです。

弓削聞平

《私、この店、大好きなんです。2》
B5変形:本文112ページ
発行:聞平堂
定価:1,320円

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この記事を書いたひと

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