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財津和夫、半世紀以上前の成人の日の記憶をたどる

TULIP・財津和夫が、時にはデビュー前の思い出を辿りつつ、RKBアナ・武田伊央とのおしゃべりをお届けする『グランドメゾン プレゼンツ 財津和夫 虹の向こう側』。今回は成人の日の前日の放送という事で、財津の半世紀以上前の成人の日の記憶を綴っていく。

成人式は正座で寒かった

成人の日の思い出話の前に、今日1月8日はエルヴィス・プレスリーの誕生日(1935年1月8日生まれ)という事が話題に。財津の「エルビスの一番好きな曲は?」の質問に「ラヴ・ミー・テンダー」と武田アナが即答。何で知っているのか不思議がる財津に、名曲であり「オーラ・リー」を学校の授業で習ったから、と武田アナ。「オーラ・リー」を知らない財津だが、この曲は「ラヴ・ミー・テンダー」の原曲で160年程前に発表されたアメリカの大衆民謡であり、オリジナルの歌詞は全く違う事を、ここで押さえておきたい。
さて、本題の成人の日の思い出話へ。真面目なので決められたことはちゃんとやっていた、と自慢する財津青年。安物だけどスーツも着て、当時住んでいた福岡市名島(現:福岡市東区名島)の公民館の式典に出席した。現在の成人式のイメージとはと違う、村の会合という感じで、ゴザ敷いて正座して、の式で「なんで正座しなきゃいけないんだ、痛い、早く終わって欲しい」と思っただけで、挨拶等の内容は良くも悪くも何にも覚えていない。ただ、寒くて寒くて、暖房などもなく、どちらかというと苦しいだけの思い出のようである。

財津の大人への階段の思い出としては、17か18の時に缶ビールを初めて飲んだが、苦い、おいしくなかった。もう絶対飲まない、と思ったはずだが今は毎日のように飲んでいる。ストイックな時もあったが、癌にかかって以降、自分の趣味嗜好のまま生きて行こうと思ったから、だと。一番好きな酒もビール、という事だ。

今日の一曲は、リスナーリクエストによる、財津和夫「1962で抱きしめたい」。
この曲は、1993年(平成5年)に発売された財津和夫の6枚目のアルバム「Naked Heart」に収録されている。TULIP解散から4年、財津40代半ばのソロ作品である。
次回の放送1月15日も、通常通り18時15分(午後6時15分)から。
闘病を続けるリスナーのお便りに、改めて財津がエールを送ります。言葉の持つ力について、皆さんと考えるひと時となりますように。

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