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踊る公務員 かのやカンパチロウ

頭はカンパチ、首から下はスーツ姿の半魚人。彼の名は「かのやカンパチロウ」。鹿屋市のPRキャラクターだ。見た目は少し気持ち悪いが、彼の“活きのいい”カンパチダンスに人々は魅了される…。
カンパチの養殖全国2位を誇る鹿屋市だが、ブランド魚「かのやカンパチ」の知名度はいまひとつだった。起爆剤になればと登場したカンパチロウは、踊る公務員としてダンスで町のPRを続けている。ダンスは徐々に浸透し、小学校の運動会に呼ばれ、子どもたちと一緒に踊ることもある。コロナ下でイベントが減る中、SNSを駆使した活動は注目を集め、ツイッターのフォロワーは6000を超えた。
彼の“マネージャー”を務めるのが市役所商工振興課の奥村隆輔さん35歳。カンパチロウの正体を聞くと「中の人?いないいないっ!」としらを切る。ダンスで地域を盛り上げようと奔走するカンパチロウと、業務の傍ら彼を支える奥村さんの活動を追った。
奥村さんはあくまでも“カンパチロウからの伝言”とした上で語る「子どもたちがふるさとをもっと好きになって『うちの地元ではおいしいカンパチが獲れて、みんなでヘンテコなカンパチダンスを踊るんだよ』と自慢できる日が来れば…」
(製作:MBC南日本放送 / 下山 倫)

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