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コロナ禍の貧困

暮らし
2020年第14回
制作:RKB毎日放送
ディレクター:井上 八月

福岡県北九州市。商店街の片隅、路上で暮らす人たちがいる。この地で32年、ホームレスの人たちを支援してきた奥田知志さん(57)
「NPO法人抱樸」の理事長を務める奥田さんは、困窮者支援の第一人者として走り続けてきた。新型コロナウィルス感染拡大の中、激増が心配されるホームレス。社会的に立場が弱い人ほど、大きな犠牲を強いられることを忘れてはいけない。奥田さんは、一早く様々な支援に乗り出した感染拡大を恐れ、炊き出しを中止する団体も多い中、弁当と一緒にマスクや消毒液や薬を配った。
弁当には、一つ一つ手紙が添えられた。「抱樸」が大切にしているのは「伴走支援」決してあなたは一人ではないというメッセージが込められている。
また、支援の輪を全国に広げようと、クラウドファンディングを立ち上げた。
コロナ関連死を食い止めるための支援付き住宅の提供を目的としている。
目標額は1億円。現在4000万円以上の寄付が集まっている。
マスクもなく、ステイホームすることさえできない人たちがいる。
リーマンショックを超える、大量の雇止めと派遣切りが懸念される夏がやってくる。新型コロナウィルスが浮き彫りにした貧困と格差とは・・・

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