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共に生きる ~路上生活からの脱出~

2019年第18回
制作:RKB毎日放送
ディレクター:井上 八月

昼間は多くの人で賑わう北九州市小倉の街。その同じ街で、男性は真夜中の商店街でうずくまっていた。真冬にジャージーと草履姿だ。
声をかけたのは、30年にわたってホームレスの支援活動を行なっているNPO法人「抱樸」の理事長 奥田知志さん(56)。「抱樸」では、北九州の中心部で炊き出しと未明まで続く巡回を続けている。スタッフが家族のように関わり、就労支援生活保護申請、アパートの入居などの支援を行う。困窮者への「伴走支援」だと奥田さんはいう。伴走とはつながり。
路上で生活せざるをえなくなった理由は様々。障害がある人、家族との間に問題を抱えている人、失業した人など。これまでに3000人以上の自立を支援してきた。
出会ってから、看取りまで共に生きる。公園で暮らす50代の男性。ホームレスになって2年半。身寄りのない男性は、奥田さんたちに声をかけてもらえたことに幸せを感じている。このままではいけない。自立に向け少しずつ、準備を進めている。
人とのつながりが生きる力になる。男性は路上生活から脱出することができるのか・・・
共に生きるための支援とは。ホームレスの今を追った。

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