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ホームレス一座参上!~助けてと言えた日が助かった日~

2018年第12回
制作:RKB毎日放送
ディレクター:井上八月

「生笑(いきわら)一座」の名前は「生きてさえいれば、いつか笑える日が来る」ことに由来する。
メンバーは元、ホームレス。メンバーの一人、下別府為治さん(74)。大手の鉄鋼メーカーに勤めていたが会社が倒産。故郷に帰っても仕事はなく路上生活に。離婚したフィリピン人の女性の間には、26歳になる息子がいる。
また、ホームレス暦11年の西原宣幸さん(69)。若いころは地元の企業で働き、結婚して子供にも恵まれたが、離婚して生活は荒れていった。
住む家や家族を失った経験からわかったこと、見えてきたこと。2人は、一座の活動を通して、「助けてと言えた日が助かった日」。困ったとき、苦しいときは遠慮しない「助けて」と言っていいんだよと言うメッセージを届けている。
一座の座長は、北九州市のNPO法人「抱樸」の理事長で牧師の奥田知志さん(54)。長年、ホームレスの支援活動を行なってきた。「抱樸」が目指すのは伴走支援だ。
ホームレスから脱した下別府さんや西原さんには、今、一緒に走ってくれる仲間ができた。助けられて変わった人生。次は自分たちが動く番だ。ホームレス一座の活動を追った。

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