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よだかの星 宮沢賢治 著

暮らし
よだかは、実に醜い鳥でした。
他の鳥からは忌み嫌われ、馬鹿にされ、鷹からは「俺の名前を勝手に使うな、名前を返せ!」と言われます。よだかは自分の運命を悲観し、星々や太陽に「焼け死んでも構わないから連れて行ってくれ」と頼みにいきます。
しかし、誰からも相手にされず、悲嘆に暮れます。ぐんぐんと空に向かって飛び、羽が凍り付くほど高くまで来たとき、よだかは力尽きたのでした。気がつくと、よだかは自分のからだが青く美しい光になって、静かに燃えているのを見ました。

4月17日・4月24日放送 担当:冨士原圭希

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