私たちが普段何気なく飲んでいるペットボトル飲料。幾度となく進化を遂げてきた清涼飲料業界で、更なる環境対策が施されたということで取材しました。
ラベルレスボトルで環境対策!?




発売開始された2018年が26万箱、2019年108万箱、2020年223万箱と売上を伸ばしており、2021年は300万箱を目標にされているとのこと。1箱24本入っているので、年間でペットボトル7,200万本分(約230トン≒25メートルプール230個分)の削減を目指しているそうです。
ペットボトルの軽量化で環境対策!?


ペットボトルと聞くと未だに石油のイメージが強いですが、近年のペットボトルは環境配慮素材を使用し石油由来のPET削減を進めているそうです。環境配慮素材を使用しペットボトルの軽量化を進めることで、CO2排出量を年間約2,300トン削減(約2割)に成功しているそうで、先述したラベルレスと合わせて2,530トンのCO2排出量を減らせるとのことでした。
ボトル to ボトルで環境対策!?


ペットボトル→販売→収集→分別→原料再生→ペットボトル・・・と何度でも循環させることで、ごみを出さないリサイクル化に成功。ごみを燃やすことで発生していた二酸化炭素を出すこともなく持続可能な資源となりました。
ペットボトルを通じて環境対策!?いま私たちに出来ること

「容器リサイクルボックス」をご存じでしょうか?清涼飲料の自動販売機の隣に設置されているので、皆さんも過去に一度は利用したことがあるかと思います。ペットボトルをリサイクルするために設置されているボックスになるのですが、ごみ箱と勘違いされている方も多いようでたばこの吸い殻や、ライター、空の弁当箱、レジ袋などペットボトルとは関係のないものが入れられていることが多いそうです。
「容器リサイクルボックス」で集められたペットボトルは、キャップやラベルなどのペットボトル以外のものを取り除く作業を手作業で行っているそうです。その為、分別を疎かにしてしまうと、「容器リサイクルボックス」の意味が半減し意図していない工程にかかる時間が増え、環境対策の効率が悪くなってしまいます。
"ボトル to ボトル"作業工程
- キャップ・ラベルなどを取り除く(手作業)
- つぶして運びやすくして次の工場へ
- 小さく切り刻み洗浄 異物を取り除く
- フレークを加工しPET原料に
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