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薬剤師が聖火ランナーに ~聖火ランナーになるには~

福岡県に在住する薬剤師、吉岡 靖史さん。福岡県内大手薬局である大賀薬局の弥生が丘店に勤務しています。薬剤の知識と大好きなスポーツへの興味を生かし、アンチドーピングについての発信など、公認スポーツファーマシストとしても活躍しています。そんな吉岡さんが、2020東京オリンピック・パラリンピックの聖火ランナーを務めました。

聖火ランナーになるには各都道府県の実行委員会やパートナー企業が持つ数少ない公募枠に選ばれる必要があり、幸運にも吉岡さんはその権利を獲得しました。そして2021年5月10日に佐賀県上峰町で聖火ランナーを務めることができました。今回は、吉岡さんが聖火ランナーになるまでと、走行前日までの事を、吉岡さんの言葉で綴ってもらいました。

聖火ランナーにはどのようにしてなるのか?

⑴聖火リレープレゼンティングパートナーへ応募する
東京2020オリンピックの聖火ランナーには、各都道府県の実行委員会と聖火リレープレゼンティングパートナーである「日本コカ・コーラ株式会社」、「トヨタ自動車株式会社」、「日本生命保険相互会社」、「日本電信電話株式会社(NTT)」の4社、計5ヶ所からの応募が出来ました。
2019年の8月末まで、募集が行われており、それぞれにこれまでのあなたの人生においてのつながりを示す出来事などの作文や、推薦文の提出が必要でした。
どうしてもランナーになりたかった私は、全てに応募しました。

⑵聖火ランナー決定の通知
聖火ランナーに選出された人は、2019年の12月25日以降から通知が来たみたいです。
私自身は2020年開催分からは落選してしまいました。
しかし、1年延期となり2021年1月28日に決定の通知が来ました。

上がコカコーラ社からのメールで

そして大会組織委員会からの通知メールです。
こうして、私は聖火ランナーへ選出されました。

決定通知から前日までにやること

決定が決まると、最終的な走行意思の確認がありました。
もちろん私は、聖火ランナーとして走ることを承諾し、聖火リレーのユニフォームのサイズの選択を行いました。
その後、しばらく連絡がなかったのですが、約2か月前に、走行スロットルの通知、当日の集合場所(コレクションポイント)や集合時間、新型コロナウイルス感染症対策についてなどの説明が来ました。実際に自分たちが走る距離は、約200メートルなのですが、時速6キロメートルくらいの速さ(200メートルを2分くらいかけて)で走ってくださいなどの指示もありました。そして走行日の、2週間前から毎日の検温を行うこと、体調に異常があった場合はチェックシートへの記載などが求められました。
また、ユニフォームの規定や、トーチキス(ランナーからランナーへ聖火を移すこと)後のポーズなどの説明もありました。

まとめると
1.最終的な走行意思の確認
2.ユニフォームの選定・規定
3.集合場所・時間
4.新型コロナ対策
5.走るスピード&トーチキス後のポーズ等のレクチャー

以上、5点がありました。走るスピードやポーズの指示があるなど、意外と知られていなかった事もあったのではないでしょうか。
さて、当日以降の話はまた次回をお楽しみください。

次回は8月下旬の掲載を予定しています。


大賀薬局
創業、明治35年(西暦1902年) 、福岡市博多区に本社を置き、ドラッグストア、調剤薬局などを展開する・・・
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