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夏の「むくみ」の原因は、塩分コントロールでスッキリ

大賀薬局

暑い日々が続いていますね!こんな時期は涼しい部屋でシュワッと冷たい飲み物を飲んで爽やかな気分に浸りたくなりますよね!

でも夏の飲み物にはご注意を!のどごしが良いからといってついつい冷たい飲み物を飲み過ぎて、気が付けば膝から下が重たい...。むくみでパンパン...。というご経験ありませんか?

それは、この時期に起きやすいむくみの症状かもしれません。

今回は、塩分コントロールで過剰に摂った水分を体に溜めないで排出し、むくみを解消する簡単な方法をご紹介します。

むくみの原因は塩分の取り過ぎかも!?

むくみとは?つまりは、むくみ=余分な水分なのですが。そこで、簡単に水分の摂取を控えてむくみを解消しようと考えるのは、ちょっと待ってください!

まずは塩分の摂取量を考えてみましょう。塩分は摂り過ぎると、塩分が水分を抱き込む性質から体内の水分量(体液量)が増えてしまいます。でも暑い時期は水分を摂らないわけにはいきませんので、水分摂取分と塩分過剰による体液量増加がプラスされ「むくみ」が出やすくなってしまいます。水分を多くとりがちな暑い時期に「むくみ」が出やすいのは、このことが原因です。

というのも、厚生労働省が定めている食塩摂取目標量は、男性7.5g/日未満、女性6.5g/日未満ですが、日本食を食べる日本人の塩分摂取量は2~3割ほど多いのが現状だからです。(WHO世界保健機関では食塩を1日5g未満と推奨しています)

摂り過ぎ過ぎ注意!塩分量の目安

でも、1日の食塩摂取目標量が男性なら1日7.5gと言ってもピンときませんよね・・・。そもそも普段よく食べる食事の中に食塩がどのくらい含まれているかご存知ですか?

けっこう入っています!たま~に食べるなら全然問題ありませんが、「ラーメンが大好きで、スープまでしっかり完食します!」という方は、血管に負担がかかり始めているかもしれません。

食塩を摂りすぎると高血圧になる?!

塩分を摂ると血圧が上がるって一度は聞いたことありませんか?

その理由を簡単に説明すると、

  1. 食事で摂った塩分が血液中に流れ、血液の塩分濃度が上がります。
  2. 血液中の塩分濃度を正常に戻そうとして、血液中の水分が増えます。
  3. その結果血液の量が増え、心臓はより強い力で血液を体中へ送り出さなければいけなくなり高血圧になります。
 
これを放っておくと血管が硬くなり、動脈硬化へと進行、合併症を引き起こす可能性もあります。

『人間は血管と共に老いていく』と言われるくらい健康に長生きする為のカギは血管の老化を防ぐことにあります。高血圧のまま放っておくと血管の老化が早まってしまうのです。

高血圧予防と改善法

簡単にできそうな高血圧予防・改善方法をご紹介します。

  • 麺類のスープは残す。
  • 味噌汁、スープは具沢山にして1回に飲む汁の量を減らす。
  • かつお節、干しシイタケなどうま味の効いた出汁を使い、塩、薄口醬油を使う量を少なくする。(薄口醤油は濃口醬油よりも塩分濃度が高いと言われています)
  • インスタント食品やハム、ソーセージなどの加工食品の摂取を減らす。
  • 香辛料やレモン果汁などを使って、醤油やソースの量を減らす。
こうした、毎日の小さな積み重ねが大切です。

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この記事を書いたひと

大賀薬局

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福岡市博多区に本社を置き、ドラッグストア、調剤薬局などを展開する。創業、明治35年(西暦1902年) 。健康に関する様々なコラムを展開しています。

むくみ塩分