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遊牧民に灯りを!~風力発電先生の挑戦~

風速1mの風でも発電する風力発電機。それを発明したのが、都城工専技術支援センター総括の川﨑敬一先生(61)。

民間交流でモンゴルを訪れた川﨑先生は、遊牧民の移動式住居のゲルには電気がなく、子供たちがロウソクの灯りで勉強しているのを知り、高専の仲間と発電機を製作。そして20年に渡り、モンゴルへ風力発電機を送り続けてきた。

今までに送った発電機は60基以上。当初は自転車のダイナモを改造したものだったが、試行錯誤の結果、川﨑先生のグループは微風でも発電する風力発電機を開発した。その発電機は風力1メートルでも発電可能で最高出力はなんと500W。その性能は世界一と言われている。

そして今年8月、川﨑先生は遊牧民へ発電機を届ける為に再びモンゴルへ飛び立った。また、地元宮崎でも民間企業と協力し発電機の製作を開始。自然エネルギーが注目される今、川﨑先生の発明に受注が入り始めた為である。
遊牧民に灯りを届けたいと改良に改良を加えて進化する発電機。風力発電先生の挑戦を描く。

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