寿司ネタの王様と言われ、今や欠かすことのできない魚となったマグロ。
中でも最も高級なクロマグロは、今や世界で起きている「スシ」ブームで個体数が激減し、漁獲が規制され始めた。
そこで考え出されたのがクロマグロの完全養殖。人工ふ化させたマグロに産卵させる完全養殖は、天然マグロの減少に歯止めをかけることが期待されている。
熊本県天草市の「ブリミー」は、完全養殖マグロの稚魚を購入し、体長1メートル強まで育成したクロマグロを、国内のほか、欧米へ出荷している。自然保護意識が高いため、完全養殖マグロの評価は高く、今や出荷のおよそ半分は海外向けだ。
繊細な魚であるクロマグロは養殖自体が難しいとされるが、ブリミーでは、元々行なっているブリ養殖の経験を生かし、約50%とされる生存率を、80%まで高めた。
ブリミーの特徴は完全養殖で生まれた稚魚を買い付け、養殖し、加工販売までを管理していること。スーパーやレストランなど顧客の注文に応じる形で、魚を育てているのだ。
取締役の濱隆博さん(43)は「売れない魚は作らない」と言い切る。これまでの「育てたものを売る」という養殖業の根本を覆したのだ。
完全養殖マグロで世界の市場を席巻しようと目論む、ブリミーの挑戦を追う。
中でも最も高級なクロマグロは、今や世界で起きている「スシ」ブームで個体数が激減し、漁獲が規制され始めた。
そこで考え出されたのがクロマグロの完全養殖。人工ふ化させたマグロに産卵させる完全養殖は、天然マグロの減少に歯止めをかけることが期待されている。
熊本県天草市の「ブリミー」は、完全養殖マグロの稚魚を購入し、体長1メートル強まで育成したクロマグロを、国内のほか、欧米へ出荷している。自然保護意識が高いため、完全養殖マグロの評価は高く、今や出荷のおよそ半分は海外向けだ。
繊細な魚であるクロマグロは養殖自体が難しいとされるが、ブリミーでは、元々行なっているブリ養殖の経験を生かし、約50%とされる生存率を、80%まで高めた。
ブリミーの特徴は完全養殖で生まれた稚魚を買い付け、養殖し、加工販売までを管理していること。スーパーやレストランなど顧客の注文に応じる形で、魚を育てているのだ。
取締役の濱隆博さん(43)は「売れない魚は作らない」と言い切る。これまでの「育てたものを売る」という養殖業の根本を覆したのだ。
完全養殖マグロで世界の市場を席巻しようと目論む、ブリミーの挑戦を追う。
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