希望のあるほうを向いて|アナウンサーコラム

希望のあるほうを向いて|アナウンサーコラム

緊急事態宣言の延長に伴って、娘が通う私立中学校ではオンライン授業が続いている。毎日タブレット端末に向かって朝礼から始まる。担任の教師が出欠を確認し、生徒たちは画面を共有しながら、「朝食は何を食べたか」や「家でのリフレッシュ法」「新型コロナが落ち着いたらやりたいこと」などを伝え合っている様子はほほえましい。

各教科の担当教師がオンラインでも楽しめる授業内容を準備し、毎日動画を配信している。体育は運動不足解消のため家でも簡単にできるストレッチやダンス。音楽は、校歌を忘れないでという思いからか、オーケストラ風、ロック風、ジャズ風などにアレンジされた配信が生徒を楽しませていた。

また、受験生に送るエールとして、花壇のひまわりが映し出された、そこには「希望のあるほうを向いて進む」というプレートが掲げられていて、保護者としても胸が熱くなった。

最初は戸惑いがあったオンライン授業だが、最近は提出物も簡単に送信し、苦手な科目や難しい箇所も繰り返し視聴できるので、よさも実感しているようだ。

文化祭や修学旅行などもことごとく延期になっている子供たちに少しでも楽しい思い出が増えること、住んでいる場所や環境に左右されることなく多様な学び方が継続されることを願う。

9月18日(土)毎日新聞掲載



池尻和佳子
RKBアナウンサー。 福岡県北九州市出身。
担当番組:タダイマ!池尻和佳子のトコワカ など。

日曜劇場『オールドルーキー』

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