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WE ?ヤギ ~沖縄ヒージャー王国~

沖縄は“ヤギ王国”だ!全国でもヤギを食べるのは沖縄だけ(一部九州離島含む)。だが、農家の高齢化などの理由により、ヤギ肉業界はここ数年落ち込んでいた。落ち込んだヤギ肉業界を盛り立てるため、沖縄県では、4年前にニュージーランドから肉用ヤギ「ボア種」を輸入し、県産ヤギと掛け合わせ臭いが少ないヤギ肉を増産し、「ヤギのブランド化」に取り組んでいる。さらに昨年、琉球大学農学部教授が「ヤギ肉を食べても高血圧にならない」という研究発表の報道により、?ヤギ肉の需要が急増!肉の単価も上がり最高値を打ち出した。 ヤギ肉の需要が増える一方で、ヤギのミルクの需要は少ない。

ヤギミルクにはまった男「新城将秀さん」(72)。50代で建設業からヤギミルクの酪農に転身し、約70匹のヤギをたった4人の家族で面倒みている。ヤギミルクの加工品は、非常に難しいと言われる中、これまで、ヤギミルクを使ったヨーグルト、チーズ、石鹸など全て独学で勉強し開発してきた。

ヤギ肉とは無関係だった新城さんだが、実は今、ヤギ肉も含めた「沖縄ヒージャー王国」というヤギの王国を作る予定だ。その全貌に迫る。

<取材先データ>
■農業生産法人(株)はごろも牧場 担当者: 代表取締役 新城将秀さん
住 所: 沖縄県中頭郡中城村北上原985-1
TEL: 098-963-5258 (事務所)
HP:http://www.hagoromo-bokujo.co.jp/
※「やぎみるく」250円(税抜)
「のむヨーグルト」280円(税抜)
「ぷるるんヨーグルト」 1ケース300円(税抜)
「ピンザブラン」 (ヤギチーズ)1箱 2,000円(税抜)
「ピンザブラン・シャボン」 (石鹸)1,200円(税抜)

取材後記

私は、東京で生まれ育ったので、これまで“ヤギ”に触れる機会はありませんでした。今回初めてヤギを触らせてもらい、“ヤギは愛嬌があって人懐っこい”ことを知り、 取材に行く度に可愛いヤギ達に癒された楽しい取材でした。

取材を通して感じたのは、“新城将秀さんは心からヤギを愛している”こと。毎朝「おはよう!」という新城さんの声掛けに、ヤギたちも「めーめー!」大きな声で答えます。 新城さんが歩く後には、絶えずヤギがくっついて歩きまわる。それはまるで本物のおじいちゃんと孫の姿でした。

70匹のヤギのお世話は、新城さんのご家族4名でされています。長女・典子さんは、おっぱい代わりにヤギみるくで娘さんと息子さんを育てた程、生粋のヤギ好き家族。 新城さんの集大成となる「ヤギの王国」!私も心から楽しみです。

担当:RBC琉球放送 下地ゆみな

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