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SDGs 気候変動が食卓にも影響! 地元産原料にこだわった食品が・・・大豆被害で

ニュース
<リード>

今年8月にも福岡県と佐賀県を大雨が襲い、農業関係の被害額は100億円を超えました。

中でも大豆の被害が深刻で、豆腐や醤油といった食卓に欠かせない食品にも影響が広がっています。



筑後川沿いにある、佐賀県みやき町の大豆畑。

一見、茎が伸び葉も出ていますが、今年の大雨で水に浸かり、成長が止まりました。

●インタビュー

佐賀県は、大豆の収穫量が全国4位。県の農業を支えている主力の作物です。

今年8月の大雨では、県内で8割を超える大豆畑が被害を受け、3割近くが枯れました。

●インタビュー

精魂込めて育てた作物が被害を受けても、なす術がありません。

気候変動を前に、農家の人たちには無力感が漂います。

大豆への打撃は、食卓に欠かせない食品にも影響を及ぼします。

佐賀県武雄市の峠にある小さな豆腐店。

その日の天気に合わせ、一つ一つ手作業で豆腐を作っています。

●インタビュー

ここで使われる大豆は、すべて佐賀県産。店のこだわりであり、「売り」でもあります。

●インタビュー

佐賀県産の大豆で豆腐を作り続けたい。

こだわりを守るには、大豆の収穫量が減れば、作る豆腐の量を減らすしありません。

●インタビュー

大豆の収穫量の減少は、醤油の生産現場をも直撃します。

創業から147年、木桶を使った昔ながらの製法を守ってきた老舗の醤油醸造会社。

製法とともにこだわり続けてきたのが原料です。

●インタビュー

しかし、ここ数年、大雨の影響による大豆不足、価格高騰のあおりを受け、こだわりを捨てることを迫られています。

●インタビュー

私たちの食卓に欠かせない醤油や豆腐。

地元産の原料にこだわった食品が、姿を消す日が来るかもしれません。

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