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山月記 中島敦 著  


唐王朝時代の中国に李徴という秀才がいた。
若くして難関試験に合格し役人となったが、プライドの高い李徴は、長い間上司に頭を下げ続けるより、詩人として名を残そうと考えた。

しかし、詩人としての生活は困窮し、結局、数年で家族の生活のために地方の下級役人の職に就くこととなった。

昔は自分より下の位だった同期は、昇進し、その人たちから命令を受けることが我慢ならず、ある夜、李徴は失踪した。

10月30日・11月6日放送 担当:武田伊央

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