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6回目も邪馬台国=筑紫平野連合九州説の片岡宏二さんの3回目です。

「邪馬台国論争の新視点」の著者、片岡宏二さんの「邪馬台国=筑紫平野連合説」を伺っています。
先週までの話では説の中心になっている筑紫平野の範囲については、佐賀平野、筑後平野、そして両地区平野、つまり筑前・筑後にまたがる甘木・朝倉・久留米・小郡・浮羽の平野、の三つの平野をいうということでした。
そして、不彌国の推定地については筑紫野市の常松遺跡あたりではないだろうか、ということです。
さらに、魏志倭人伝に記載されている不彌国から投馬国へ至る水行20日、投馬国から邪馬台国へ至る水行10日、陸行1ヵ月という記述は実際は書いてなかったんではないか、といった説です。
片岡さんの本には、ネットワーク化された筑紫平野は、邪馬台国時代にあって、完全ではないが、魏志倭人伝の記述の多くを満たすことから投馬国および邪馬台国の有力候補と考えると書いていらっしゃいます。
今回ははクニについての話から、片岡さんが考える卑弥呼像について伺っています。
12月8日(水)に、博多座で、「博多座神楽まつり」が開催されます。
第一部では、福岡市東区の「志賀海神社」、長崎県の「壱岐神楽」、豊前市の「豊前神楽」が、第二部では島根県の「石見神楽」が上演されます。
企画構成は博多座・代表取締役社長の貞刈厚仁さん。
「博多座で上演している歌舞伎や文楽のルーツのひとつは神楽」であること、また「原初的なお祭りに融合されていったであろう各地の神話や大陸からの文化などは、古代から中世の博多がその窓口であり、博多を含めた玄界灘一帯で交流を担ってきたのは海人族(安曇・住吉・宗像など)であること」が企画のベースにあるそうです。
「博多座だからこその演出で神楽のエキスの部分を楽しんで、次はぜひ現地で鑑賞して」と、神楽の継承地域の応援も考えていらっしゃいました。

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