RKBドキュメンタリー映画祭 ペア招待「祭りばやしが聞こえる」

RKBドキュメンタリー映画祭 ペア招待「祭りばやしが聞こえる」

RKBドキュメンタリー映画祭

RKB毎日放送は、創立70周年を記念して、3月24日から4日間にわたり、TBSテレビと共同で、計25作品のテレビドキュメンタリーを西南学院大学で無料上映します。キー局のTBSテレビが、系列ローカル局と合同で映画祭を開催するのは初めてのことです。一部の作品は上映後1週間、オンライン配信〔有料〕で視聴可能です。

祭りばやしが聞こえる
上映日:3月27日(日) 10:00

 

映画概要

受賞歴
文化庁芸術祭 優秀賞

 
祭りに集うテキ屋(香具師)の世界を、作家・森崎和江と木村栄文本人の視点で描く。福岡市の筥崎宮は9月、秋の祭り・放生会(ほうじょうや)でにぎわう。旅から旅へ、浮き草稼業のしがない露天商は、歌人の顔も持つ。数百もの露店を束ねる大親分の姿からは、現代社会に飲み込まれつつある伝統的なテキ屋の世界が見える。暴力団の影がちらつき、崩壊を予感させるのだ。

木村は、裏社会の大物にもインタビューし、テキ屋の若者と酌み交わす。湯煙にかすむ背中の入れ墨――。暴力団対策法ができる以前の、テキ屋の姿が克明に記録される。そして、木村はこんな森崎の言葉を伝える。「私はこの後も、折に触れて祭りに出かけていくことでしょう。そして、感じ続けると思います。家を飛び出して、テキ屋になった若者の心や、彼を案じている親御さんのことや、雨の日のお年寄りのテキ屋さんの胸の内や、老いるまで下積みで苦労するであろう人々の人生について、などを」

監督プロフィール


伝説のドキュメンタリスト 木村栄文(1935〜2011)
1935(昭和10)年、福岡市生まれ。1959年に西南学院大学商学部を卒業後、RKB毎日放送に入社。1966年にテレビ局テレビ演出部に異動し、ドキュメンタリー番組の制作活動を開始した。多彩なテーマと自由奔放な作風で、数多くのドキュメンタリー番組を制作。文化庁芸術祭賞、ギャラクシー賞、放送文化基金賞、日本民間放送連盟賞など、数多くのテレビ賞を受賞したことから「賞獲り男」と呼ばれた。

また『窓をあけて九州』や『電撃黒潮隊』のプロデューサーとしてJNN九州の後進を育成したほか、局の垣根を越えて「九州放送映像祭」を毎年開催するなど、地域の制作者たちにも広く影響を与えた。

1994年には、民放の制作者として初めてNHK衛星第2で『木村栄文の世界』と題した特集が組まれた。個人として、芸術選奨新人賞(1975)、放送文化基金賞(1988)、日本記者クラブ賞(1995)、紫綬褒章(2002)などを受賞。2003年にRKB毎日放送を退社。2006年には、NHK「ETV特集」で、「もういちどつくりたい ~木村栄文の世界」(渡辺考ディレクター)が放送される(2013年、番組と同名の評伝を渡辺が講談社から刊行した)。

2011年3月22日、心不全のため逝去(享年76)。翌2012年には、「公開講座 木村栄文レトロスペクティブ」と題して大規模な回顧上映が東京・大阪などで催された。

制作年、制作スタッフ

制作・時間
1975年、80分
森崎和江
撮影
木村光徳、相本卓郎
編集
粟村晧司
音声
藤木大二郎
作曲・指揮
福井峻
演奏
RKBオーケストラ
琵琶
中村旭園
ナレーター
上田暁子、水野雅央

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