「動物保健衛生所」みやま市に設置～全国初　福岡県ワンヘルスを推進

人と動物の健康と環境を一体的に守る「ワンヘルス」を推進するため、福岡県の服部知事は全国初となる動物保健衛生所を、みやま市に設置すると発表しました。


●福岡県　服部誠太郎知事
「動物の病気の動向を一元的に把握し、予防に役立てる動物保健衛生所を設置することにしました」

全国初となる動物保健衛生所は、来年３月に閉校する、みやま市の保健医療経営大学の敷地内に新設されます。

伝染病など家畜の衛生業務を行っている、筑後市の筑後家畜保健衛生所を移転させ、新たに野生動物やペット用の動物、動物園の展示動物の保健衛生も行う計画です。

同じ敷地内には、新型コロナを含む感染症の調査・研究を行う保健環境研究所が、太宰府市から移転し２０２７年に稼働を始めます。

福岡県は２つの施設が連携し、人と動物の感染症について監視体制を構築することで、ワンヘルスセンターとしての取り組みを加速させる方針です。