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食料庫に「肉・魚700キロ」「野菜200キロ」~タンカー「日章丸」同乗取材44日間の記録

日本と中東産油国を結ぶ「オイルロード」。原油を運ぶタンカーは今も日本経済を支えている。44日間の同乗取材から、今回は「日章丸」乗組員の食事を紹介する。10回シリーズの3回目。(2013年8月30日~同年10月12日に同乗取材)

コックはフィリピン人の2人

今回のテーマは、日章丸の食事。乗組員26人の食事は、フィリピン人のコック2人が作っている。

チーフコック「チャンポン、昼ご飯です。(Qどんな種類の魚ですか?)ニジマス」

タンカーは“火”NG “電気”で調理

松本船長「全部、電気で。ガス、直火がダメなので全部電気で調理する」

RKB久間直樹「これはチャンポン、こちらは海の上ですけどニジマス。そしてキュウリのキムチ、マスカット、ボリュームあります」

肉と魚で約700キロ

一航海が1か月半。どれだけの食料を積んでいるのか。船の食料庫を案内してもらった。

RKB久間「出航のときは、どれくらいの量を積むんですか?」
チーフコック「肉と魚で600キログラム、700キログラム近い」
RKB久間「野菜は?」
チーフコック「野菜はあわせて200キログラム」

寿司桶も・・・

RKB久間「唐辛子、大きなカボチャ、牛乳、豆腐、寿司桶もありますね」
松本船長「ちらし寿司みたいなものを作るときに使います」

もっとも、これだけではない。航海中に一度は、野菜や果物のほか肉なども補給するのだ。

ハンバーグが人気

RKB久間「お気に入りの料理は?」
佐々木・機関長「ラーメンはおいしいですし、ハンバーグもいい味です」
梅田・二等機関士「ハンバーグは結構、うまく作ると思いますよ。たまに、創作料理というんですか、日本的な料理が出てくるんですけど、評判はそんなに・・・(笑)」

夕食では、豚の角煮、舌平目の揚げ物などが食卓に並んだ。
十日に一度は、決められた量のお酒を飲みながら、みんなで楽しい時間を過ごす。

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