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福岡・今泉で人気の国際賞シェフに学ぶ!本格スペイン料理レシピ 失敗しないパエリア技&タラのブランダーダ

井口アナが福岡の名店を訪ね、そのシェフやオーナーから家庭で出来る料理テクニックを学ぶコーナー「KEN’S DISH」。今回は国際賞を受賞する腕前のスゴ腕シェフからその技を教えていただきます!

福岡市中央区今泉にある「カルボ」。5月11日にオープンしたばかりのお店ですが、連日満員になる人気店。このお店のオーナーが今回料理を教えていただく由利(ゆり)シェフ。スペイン・バルセロナの星付きレストランなどで修業を積み、数々の国際コンクールで入賞しているスゴ腕シェフ。現在は東京に3店舗展開し、先月福岡に4店舗目となる「カルボ」をオープンしました。

おススメのイカスミのパエリアは由利シェフが国際コンクールで2年連続準優勝したメニューで、福岡ではここでしか食べることのできない至極の一品。そして鮮魚のパリパリ包み揚げも世界タパス大会で審査員特別賞を受賞した料理です。ん~おいしそう!!

失敗しない!〇〇を使った簡単パエリア

今回は国際コンクールで何度も受賞している由利シェフの真骨頂であるパエリアを教えていただきましょう。なんと今回はお米を使わないで作るパエリア。ある食材を使えば誰でも失敗せずに作れますよ。

簡単パエリア【材料/4人分】

有頭エビ4尾
あさり100g
鶏もも肉1枚
ニンニク1片
ケチャップ小さじ1
トマトペースト小さじ1
チキンコンソメ少々
パプリカパウダー
 (なくてもOK)
少々
お米の代わりのある食材 


火加減が難しいといわれるパエリア。今回はホットプレートを使います。
まずはホットプレートにオリーブオイルをひき、塩で下味を付けた鶏もも肉を焼きます。
鶏肉を寄せて空いたスペースでエビも同時に焼いていきます。有頭エビが無ければ、無頭エビや冷凍エビでももちろんOK。鶏肉とエビに焼き色が付いたら食材を一旦取り出しましょう。
鶏から出た油を利用して、刻んだニンニク・パプリカ・アサリを加えて炒めます。
400㏄の水を加えて強火で加熱します。この時、鶏肉やエビのうまみをスープに溶かします。
口が開いたアサリを取り出し、調味料を加えてスープに味付けをしましょう。

ここでポイント!今日はお米の代わりに「パスタ」を使います。
お米を使うと水が入るのに時間がかかり、火加減が難しいためパスタで代用。パスタを使うことで、火加減の調整も簡単で失敗しないパエリアを作ることができるということなんです。
パスタを1~2センチほどにポキポキと折ってスープに入れましょう。これなら小さいお子さんと一緒に楽しみながらできますね。
パスタが水面から少し出てきたら焼いておいた具材をバランスよく盛りつけます。そして蓋をして2~3分蒸らし焼きをしましょう。

由利シェフ直伝、簡単パエリアの完成です!お鍋(ホットプレート)1つで作ることが大事。魚介と鶏肉のうまみを存分に吸ったパスタが口いっぱいに広がります。ぜひご家庭でも作ってみてくださいね!

アレンジは無限大!「ブランダーダ」

「ブランダーダ」とは、タラとジャガイモ、ニンニクで作るスペインの家庭料理。そのまま食べても、コロッケやグラタン、バーニャカウダなどアレンジ幅も広いお料理です。

ブランダーダ【材料/4人分】

タラ300g
じゃがいも1個
生クリーム50cc
ニンニク1片
パセリ少々
鷹の爪1本
オリーブオイル適量


まずはタラの皮を手で剥がしていきます。タラ以外でも、鯛やスズキなどの白身魚で代用も可能。
一口大にタラを切ったら刻んだニンニクと一緒にオリーブオイルでよく混ぜながら炒めます。
魚がほぐれてきたらジャガイモを追加。本来はジャガイモをゆでてから入れるのですが、ご家庭では薄く切ることで下茹で不要で時短になります。
ジャガイモの端っこが少し透明になってきたら、生クリームを加えて煮込みます。ニンニクと乳製品を合わせることで嫌な臭いを軽減する効果もあるそう。
そして具材がひたひたになる程度の水と鷹の爪を加え、さらに煮込んでいきます。
ジャガイモがつぶれるくらいまで煮込んだらブレンダーで潰していきます。
お好みの状態にペーストしたら、仕上げにパセリを加え…スペインの家庭料理「ブランダーダ」の完成です。

さっそくバケットにつけていただきます。これはお酒が欲しくなるおいしさ!
温かいままでも冷たくして食べてもOK。いろいろな料理にアレンジ可能です。

◆Carbo(カルボ) 福岡市中央区今泉 (092)406-4729

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