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「九死に一生を得た」70年前のあの日、目の前には“大水害”の惨状が広がっていた-死者・行方不明183人

183人もの死者・行方不明者を出した福岡県北部の「北九州大水害」から、6月28日で70年がたちました。被害を二度と出さないために、当時の経験を語り継ぐ講座が開かれました。

中2で被災した女性が語る“惨状”

福岡県北九州市門司区で開かれた講座では、大水害にあった9人の体験談が紙芝居で語られました。また、子供のころに惨状を目の当たりにした3人の語り部が、「九死に一生を得た」「70年前を思うと心が痛む」などと語りました。

 



中学2年で被災・森下満里子さん(83)「いつ起こるか分からないことをね、知ってほしい。もし起これば早く逃げる、命が一番だから」

記録会のメンバーが“防災”を呼びかけ

1953年の6月28日、現在の北九州市一帯を襲った豪雨では、土石流や住宅の浸水が相次ぎ、175人が死亡、8人が行方不明になりました(北九州市まとめ)。講師として参加した「北九州大水害を記録する会」のメンバーは、集まった人たちに、「避難場所をあらかじめ探しておいてほしい」と呼びかけました。

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