サクッと飲みたい時やアウトドア、非常時の保存食としても大活躍してくれる缶詰。私は旅先で“ご当地缶詰”を探すのも好きなのですが、昨今は「こんなものまで缶詰になっているの!?」と、その進化に驚くばかりです。そして今回見つけたのは、福岡のご当地缶詰といえるこちらの逸品……。
常温で持ち歩ける、福岡土産の新定番
ドドンッ! 辛子明太子の缶詰です。
「博多の味 明太子のやまや」が、今年の3月から販売している「うま缶 辛子明太子」(756円)。お値段的には“グルメ缶詰”と呼ばれる贅沢な部類ですが、プルトップ缶をパカッと開けて納得しました。缶の中には「辛子明太子“味”」ではなく、168時間じっくり熟成したやまやの明太子そのものがたっぷりと。明太子はオリーブオイル漬けになっており、缶の中にはオリーブオイル、輪切り唐辛子、ガーリックフレークも入っています。
まずはゴロっとした塊をそのまま食べてみると……生とは違うプチプチとした食感がクセになる~。辛子明太子の旨味やコクもしっかりと広がり辛党の私は大歓喜。個人的には焼いた明太子も大好きなんですが、火を使うのが面倒だったり、フライパンからプチプチ飛んで掃除が億劫だったりするんですよね。これなら缶を開けるだけでそのまま食べられるので本当に楽~!
アレンジしても美味しい!
ガーリックの風味もよく合い、まさに辛子明太子のアヒージョを思わせる美味しさです。缶の中に残る明太子の粒やオイルも無駄にしたくないと思った私は、いろいろアレンジしてみることにしました。
まず作ってみたのは、パスタを茹でるのが面倒という方にオススメの「辛子明太子の焼きそば」。
フライパンに「うま缶」のオイルを垂らし、冷蔵庫に残った野菜を適当に炒めます。そこに、蒸しタイプの袋焼きそば麺と「うま缶」の明太子を加えて炒め、鍋肌に少し醤油を垂らして香りを出したら出来上がり。おつまみ麺として食べるなら、炒め野菜なしで、ネギや海苔などの薬味を散らすだけでもいいですよ。オイル、唐辛子、ガーリックフレークまでいい仕事をしてくれる「うま缶」、なんて便利なんだお前は!
また、くり抜いたアボカドに「うま缶」を和えて焼いた「アボカドグラタン」も美味しかったですよ。上にマヨネーズまたはチーズ、パン粉をのせ、オーブンに入れて焼くだけで気の利いたおつまみの完成です。
アウトドアにも大活躍の優れモノ
缶詰なので、もちろんキャンプやBBQなどのアウトドアにも大活躍! 冷凍ブロッコリーやジャガイモ、キノコなど、好みの野菜と「うま缶」を、BBQコンロの上でグツグツさせていただきましたが、友人にも大好評でした。海老やイカ、砂肝なんかも一緒に食べると美味しそう。おにぎりの具としてはもちろん、オイルを塗りながら焼きおにぎりにしても最高だろうなぁ。お弁当のおかずにもいろいと使えそうだし、あぁ無限にアレンジレシピが浮かぶ~。
めんたいこ味の唐揚げ缶詰も!?
そして、注目の缶詰はもう一つあります。「うま缶」シリーズ第2弾として、今年の5月に発売された「うま缶 唐揚げめんたいこ味」(540円)です。
明太子に続き、唐揚げの缶詰も初体験の私、ドキドキしながら蓋を開けてみると……「ちゃんと唐揚げの見た目をしてるー!」と、謎に興奮(笑)。こちらは「博多もつ鍋やまや」の看板メニュー「鶏の唐揚げめんたい風味」の味を目指して作られたものだそう。スパイシーな醤油だれで一晩漬け込んだ国産若鶏を菜種油でじっくり揚げ、やまやの特製めんたいタレに絡めた缶詰タイプの唐揚げです。
そのまま食べるのはもちろん、軽く温めると衣と鶏肉がより一層ふんわりしっとり食感に。特製めんたいタレにはやまやの焼き明太子を使用しているそうで、唐辛子を効かせたピリッと辛いタレが実にクセになります。お酒だけでなくご飯との相性もバッチリで「唐揚げTKG」もハマりますよ。
辛味がピリッと効いた大人味なので、エスニック系のアレンジも合いそうだと思い「唐揚げ生春巻き」も作ってみました。唐揚げがしっとりしているので生春巻の皮によく合い大成功。パンに挟んだり、オムレツや丼にしてみたりと、こちらも無限にアレンジを楽しめそうです。
「やまや蒸留所」自慢のお酒と共に
さて、そのまま食べて美味しく、ご飯・パン・野菜に合わせてもうまい「うま缶」ですが、肝心なものを忘れてはいけません。そう、お酒、お酒です!
とにかく晩酌にぴったりの「うま缶」、今回はちょっと奮発して「やまや蒸留所」の「逢初40°」(720ml 5,500円)と一緒に楽しもうではありませんか。こちらは「やまや蒸留所」の芋焼酎「逢初」の原酒を甕で8年間寝かせた長期貯蔵古酒。何とシリアルナンバー入りで、2020本限定の商品です。蓋がマグネットでパチッと閉まるタイプの立派なお箱に、艷やかな青のサテン布というパッケージもかっこいい! これはギフトにも間違いなく喜ばれますね。
上物の古酒なので、本来なら食後にロックでチビチビといただきたいところですが……ソーダ割りもうまいんだなこれが。口当たりや風味が実にまろやかなので炭酸によって上がってくる香りもツンとせず、味わいは芳醇。この柔らかな旨味と上品で深みのあるコクは、甕貯蔵だからこその美味しさですね。
可愛いふりして実力派なお酒も
ちなみに「やまや蒸留所」のお酒でもう一つオススメなのが「やまやにゃんシリーズ」(写真は各500ml 1,980円)。宮崎産の南高梅、柚子、日向夏、紫芋(アヤムラサキ)、福岡県朝倉市の自社農園で育てた完熟あまおうを、それぞれ贅沢に使ったフルーツリキュールです。
果実本来の味と香りが際立ち、爽やかですっきり飲みやすいのが実に好み。「すいぽてにゃん」はバニラアイスや牛乳と合わせても美味しいですよ。酒類の世界三大品評会の一つ「IWSC(英)2023」では「うめにゃん」が金賞、「ゆずにゃん」「なつにゃん」「すいぽてにゃん」がそれぞれ銀賞、「いちごにゃん」が銅賞を受賞するという快挙も。「うま缶」と共に、ぜひチェックしてみてくださいね。
やまや直営販売店やオンラインショップで販売!
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