「商売やっていけるのか…」円安加速で不安な飲食店主 広がる影響
3日の円相場は一時、1ドル150円を突破しました。1年ぶりのことです。食材価格の値上がりも続いていて、飲食店でも影響が広がっています。
インド・ネパールの商品を扱う店は
商店街にある別の店でも、円安の影響が聞かれました。ネパールやインドの食材と雑貨を扱う「クマルちゃんレストラン&バー」は、ネパール出身のクマルさんが2022年にオープンしました。円安に伴い、これらの商品の仕入れ値もじわじわと上がってきています。
クマルさん「この店始まって1年半です。いちばん最初、この商品の仕入れがだいたい170~190円だったのが、今250円くらい。それだけ上がっているので、販売が難しいです」
Q.店頭価格は簡単に上げられない?
クマルさん「上げられないですね。難しいです。いきなり上がったらぼったくりになっちゃうんで」
いつまで円安が続くのか?
この円安傾向はいつまで続くのか。専門家は――。
九州経済調査協会研究員 相川弘樹さん「もしアメリカが利下げを実施した場合には円安の状況は少し改善するので、そうなると急に(為替)介入しないといけないような状況は和らぐんじゃないかと思います。一説には、来年4月ごろじゃないかという話も挙がっています」
ただ、円安が落ち着いても価格に反映されるまでには時間がかかるため、輸入品を扱う店にとってはしばらく厳しい状況が続きそうです。
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この記事を書いたひと
町田有平
2010年RKB入社。報道記者、情報番組ディレクター、ラジオプロデューサーなどを担当。2女の父で趣味はキャンプと筋トレ。