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「それって意味あるの?」 九州にしかない“0限目”の授業 やめる学校が増加なぜ?

九州の多くの公立高校では、「0限目」と呼ばれる朝の課外授業が行われてきました。ところが今、廃止する学校が増えています。何が起きているのでしょうか。

廃止する学校が増加


今、この朝課外を廃止する高校が増えています。福岡県教育委員会の調査によりますと、かつては県内のほぼすべての公立高校で実施されていた朝課外ですが、2023年度は、91校中49校と半数近くまで減少。特にこの3年間で23校がとり止めていて、福岡市内では修猷館高校が去年、城南高校は3年前に廃止しました。理由として、生徒の負担軽減や教職員の働き方改革のほか、コロナ禍でタブレット学習が定着し学習方法の選択肢が広がったことを挙げています。
 

続けている高校 理由は

福岡高校 藤崎忠進路部長


継続している高校もただ慣習として続けているわけではなく、毎年、必要性を検討しているそうです。

朝課外を続けている福岡高校 藤崎忠進路部長
「本校でも廃止を含めて検討はしましたが、各教科から選択肢のひとつとして生徒たちの力をつける場を残したいというのがありました。さらに今後検討していくことにはなると思います」
 

熊本県では今年度、全ての公立高校で廃止


福岡のお隣・熊本県でもかつては、ほぼすべての公立高校で朝課外が実施されていました。今年1月時点でも約半数が継続していましたが、今年度から全校で一斉に廃止しました。

熊本県教育委員会 前田浩志高等教育課長
「何十年と続いていることなので、各学校でやめるのは難しいという話を聞いていたので、学習指導要領の改正、新型コロナによるツールの普及などを考えると、このタイミングで県全体でやっていこうと廃止を進めました」

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