交通事故相次ぐ危険な道路・・・原因は?信号のサイクル変更など事故防ぐための様々な対策も
福岡県内での交通事故による今年の死者数は84人に上り、すでに去年一年間の数を上回っています。交通事故を防ぐため、警察の取り締まりだけではなく、事故が起きた原因を取り除くための様々な対策が講じられています。
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信号のサイクル変更など様々な対策で効果も
道路の形状を変更する以外の対策も取られています。東区の「吉塚駅前」交差点から「箱崎1丁目」交差点方面に向かう県道では青信号が続いていて、ほとんど止まることなく走行できます。しかし、午前0時を過ぎると・・・。
RKB小松 勝「青信号で通過した次の交差点が赤信号のため、なかなかスピードを出すことができませんね」
この県道では去年1月と4月に歩行者が車にはねられて死亡しています。2件の事故は、いずれも未明に発生したため、福岡県警は、午前0時から午前6時にかけて信号機のサイクルを変更しました。青信号の次の信号が赤になるように設定し、ドライバーにスピードを出させないようにしています。こうした対策はいずれも効果を発揮していて対策を講じた後には死亡事故は起きていません。一方で、今年福岡県内では、交通事故による死者がすでに84人とすでに去年1年間の死者の数を上回っています。
制限速度低い道路ほど速度に注意を
交通事故を防ぐためにドライバーは、特に細い道路での速度に注意が必要と専門家は指摘しています。
法科学解析研究所 石橋宏典 代表理事「制限速度40キロや50キロとあるが道路は少し余裕を持って作っていて、40キロを45~46キロで走ってもさほど危険はないし、50キロ制限を55キロで走ってもさほど危険はない。ところが制限速度30キロ20キロの道路は現行の基準の前に整備された道路なので本当に危ない。20キロは絶対に守ってもらう、30キロは守ってもらう、低ければ低いほど制限速度は守ってもらうことが一番大切」
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この記事を書いたひと
小松勝
1991年生まれ。福岡県福岡市出身。