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「仕事ができると思われたかった…」8回にわたって虚偽の交通違反処理、58歳の元警察官に懲役1年6か月執行猶予3年の判決

虚偽の公文書を作成して交通違反の手続きをした福岡県警の元警察官に対し、福岡地裁の岡本康博裁判長は19日、懲役1年6か月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

「仕事ができると思われたかった」


判決を受けたのは福岡県警の警部補だった於保貴昭被告(58)。於保被告は2021年8月から去年2月までの間に、8回にわたり虚偽の交通違反の有印公文書を作成し行使しました。於保被告は動機について、「多くの違反を検挙して仕事ができると思われたかった」などと話していました。

「国民の信頼を失い、社会に与えた悪影響は大きい」


福岡地裁の岡本康博裁判長は判決で、動機について「交通取り締まりによる手当の増額を目的としている」としたうえで、「警察活動全体に対する国民の信頼を失った。社会に与えた悪影響は大きい」と指摘。一方で、「反省し、退職手当支払い差し止めの処分を受けている」などとして、懲役1年6か月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

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