福岡県立香椎工業高等学校
出演 電子機械科 3年 西津 春輝くん
宮崎 隼人くん
安永 優くん
馬渡 裕基くん
本村 煌吏くん
安西 礎良くん
有村 謙伸くん
香椎工業高等学校に伝わる鎧兜制作!
今年の鎧兜は、上杉謙信。
真っ赤な鎧兜!!迫力があり、力強いです。
3年生になった昨年の4月から、週に1回、授業中はもちろん、夏休みや休み時間、就職活動の合間にみんなで切磋琢磨し作りました。先輩達から受け継ぎ今年で20作品目です。
厚さ0.8㎜の1枚の大きな鉄板を200パーツ以上に分けてから作っていく鎧兜。兜の部分も形になるまでひたすら鉄板を叩いて作っていく果てのない作業です。大きな鉄板を前にして「これまでの先輩達の偉大さを感じた!!」と宮﨑くん。
馬渡くんが担当した鎖帷子(くさりかたびら)は、腕の細かい部分。1本のワイヤーを7000パーツ程に切り分けて、直径7ミリほどの輪にして手作業で編み込んでいく地道な作業です。1人で担当した馬渡くんは、先生に信頼されての指名!「最後まで諦めず、期待に応える事が出来た。」と話します。
本村くんは、「例年の鎧兜と違い、上杉謙信の鎧兜は、三宝荒神の顔も作らないといけないので、前例がなく大変だった。紙粘土で肉付けして、細かい眉毛などの微調整が難しかった。顔もただ赤く塗るだけじゃなく、上から黒く塗って汚れを表現するなど、魂を注ぎ込んで作った。」と話します。顔も立体的で動き出しそうです。
完成した鎧兜は約19㎏!!みんな実際に着用しました。仲間の思いがこもっているのでより重く感じたそうです。
鎧兜を作る為に香椎工業高校に入学したと話す有村くんは、「今年の鎧兜は上杉謙信!!同じ「けんしん」という名前だったのでより気合が入った!鎧兜作りに携わることの出来なかったみんなの分も頑張った。」と話します。
諦めないことの大切さ。協力することの大切さ。人との繋がりの大切さ。みんなで協力する大切さ。仲間の大切さ。メンバーそれぞれが鎧兜作りを通して様々なことを学んだようです。
「香椎工業で一生の仲間が出来た。青春を謳歌した!!」と有村くん、笑顔で振り返っていました。
この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう