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従業員の4割は障害者 11年前に設立した警備会社の「働き続けるためにしている工夫」

従業員の4割を障害者が占める警備会社があります。「障害がある人も当たり前に働ける環境を作りたい」と11年前に設立された会社は、毎年黒字を出し続けています。

「指導員」が現場にむかって声かけ


RKB 土橋奏太記者
「現場では障害のある警備員が適切に警備に当たれているか、毎日指導員がパトロールしています」
 


警備業界で長く経験を積んだベテランの指導員が現場で直接、実務的なアドバイスをする仕組みも構築しました。

古川ユリさん(22)
「ポンプ車やミキサー車が来た時に車の誘導に行ってきてという感じで言われます。現場を離れてもいい?」

指導員 本幡広行さん(50)
「施工主さんが手伝ってくださるなら行っていいけどね」

古川ユリさん(22)
「指導員の方が来てアドバイスしてくださるので、こちらとしてはすごく助かります」
 


指導員 本幡広行さん(50)
「臨機応変にできない、自分で状況判断ができない、という方もいますので、現場に行って直接指導しています」

指導員の本幡広行さん(50)は、元々ほかの会社で警備員として働いていましたが、9年前、足の病気で退社を余儀なくされました。仕事を探していた本幡さんに、岩崎社長は、「警備員として働けなくても、豊富な経験と知識を活かしてほしい」と、採用を決めました。

指導員 本幡広行さん(50)
「足の病気で警備員の仕事もなかなかできなかったんですけど、『指導員として経験を周りに教えてくれ』と言っていただいたのでATUに入りました」

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