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糖度20度!福岡県筑前町はトウモロコシ育成に適したエリアだった

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今が旬のトウモロコシ。6月4日から収穫がスタートした福岡県筑前町にある興膳農園にRKBラジオのコミュニティカー・スナッピーがおじゃまして『#さえのわっふる』でリポートしました。もぎたての生のトウモロコシは味が濃くて強烈な甘みを感じました。どうやら筑前町も環境は、トウモロコシを育てるのに適しているようなのです。(報告・スナッピー神谷留菜)

収穫のタイミングが難しいトウモロコシ

興膳農園のトウモロコシ畑は、およそ5ヘクタール。みずほPayPayドーム1個分弱の広大な農地です。気持ちのいい青空のもと、大人の背丈ほどあるトウモロコシの幹が生い茂り実をつけていました。

例年6月~8月に収穫時期を迎えるトウモロコシ。暖かい気候も影響し、今年は例年より収穫時期が2、3日早まったそうです。これから毎日、多いときは1日5000本ほどを手作業で収穫します。

驚いたのが、トウモロコシの収穫のタイミングが短いことです。実ったトウモロコシがベストな状態で収穫できるのはわずか1~2日程度。その時期を逃すと粒の張りにばらつきが出てしまいます。興膳農園では収穫時期を逃さないよう、種まきを30回ほどに分けて実施し、トウモロコシを毎日収穫できるよう工夫しています。

筑前町のトウモロコシが甘い理由

興膳農園が育てるスイートコーン「ゴールドラッシュ」の糖度は、高いものだと20度以上。メロンよりも甘いんだとか。甘さの秘訣は、筑前町の環境にあるのでないか、とオーナーの興膳賢人さんは言います。山に囲まれた筑前町は、日中と朝晩の寒暖差が大きいことが特徴。朝しっかり冷えることが、トウモロコシの甘さに必要な条件なのだそうです。

興膳農園がトウモロコシ栽培を始めたのは9年前。野菜を出荷している道の駅「筑前みなみの里」のスタッフから「(町内の農家は)どこもしとらんけん、トウモロコシしちゃらん?」と声をかけられたことがきっかけでした。そこから筑前町でのトウモロコシ栽培は盛んになったそうです。

「トウモロコシは大人から子どもまで、みんなが大好きな野菜。トウモロコシを育てたことで、たくさんの方が喜んでくれることが嬉しい」と興膳さん。スタッフの皆さんが大切に育て、朝早くから1本1本手作業で収穫したトウモロコシ。今年も甘くて美味しいトウモロコシで、たくさんの笑顔を生みだしてくれるでしょう。

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神谷 留菜

スナッピー

出身地:沖縄県那覇市 誕生日:8月23日 趣味・特技 カラオケ、一人旅、スパイスカレー屋さん巡り、小倉祇園太鼓