主人公は掛川藩に仕える武士の家に生まれた、森脇英三郎。
2歳上の兄・清之助には優しい一方で、自分には厳しく接し、何かと叱責する母の態度に寂しさを募らせていた。前は優しかった母が、2年前の父の他界をきっかけになぜ変わってしまったのか。毎晩思いめぐらせるうちに、英三郎は、
ある日、英三郎が勇気を出して母に問いただすと、母は本当の思いを話し出す。
一方、兄の清之助もまた、
育休明けに初めて担当するおしゃべり本棚です。
夫に先立たれ、家を守るため、息子を立派に育てるために心を鬼にして過ごす母のいね。
初めて読んだときにその強さと優しさにに思わず涙し、今回の作品に選びました。
家族の愛と絆を感じて頂けたらと思います。
(5月10・17・24日放送 担当:武田伊央)
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