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「花宵」山本周五郎

主人公は掛川藩に仕える武士の家に生まれた、森脇英三郎。

2歳上の兄・清之助には優しい一方で、自分には厳しく接し、何かと叱責する母の態度に寂しさを募らせていた。前は優しかった母が、2年前の父の他界をきっかけになぜ変わってしまったのか。毎晩思いめぐらせるうちに、英三郎は、自分が継子ではないかとさえ考えるようになった。

ある日、英三郎が勇気を出して母に問いただすと、母は本当の思いを話し出す。

一方、兄の清之助もまた、弟にずっと黙っていたことを打ち明けるのだった。

 

育休明けに初めて担当するおしゃべり本棚です。

夫に先立たれ、家を守るため、息子を立派に育てるために心を鬼にして過ごす母のいね。

初めて読んだときにその強さと優しさにに思わず涙し、今回の作品に選びました。

家族の愛と絆を感じて頂けたらと思います。

 

(5月10・17・24日放送 担当:武田伊央)

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武田 伊央

RKBアナウンサー

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出身地:福岡県福岡市 誕生日:2月14日 趣味・特技 旅行 食べ歩き 現在新しい趣味・特技を模索中です!

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