華やかな学校生活を楽しんでいるイメージの女子高校生(JK)。そこで、学校の自慢や不満、流行、お小遣いから恋愛事情まで、福岡県内7校215人の女子高校生の、ホンネを探ってみました。聞き慣れない単語や学校愛が次々に飛び出し、令和の“福岡JK”の実態が明らかに!
10代は共感すること間違いなし!? 大人は青春時代を思い出すこと間違いなし!? な、パワフルな“JKのホンネ”を、とくとご覧ください。
ホンネで聞かせて! 学校の自慢
取材先に選んだのは、ひびき高校、中村学園女子高校、柳川高校、福岡第一高校&第一薬科大学付属高校、飯塚高校、鞍手高校、九州国際大学付属高校の7校です。

福岡第一&第一薬科大:夜の体育祭
熱中症対策のため2022年から始まった「夜の体育祭」は、ペンライトや花火など夜ならではの演出が大好評。体育祭というより夏フェスのような盛り上がりっぷりです。
第一薬科大:芸能コースがある


また、第一薬科大学付属高校には芸能コースがあり「自分の夢を恥ずかしがらずに周りに相談できる」といった声も飛び出しました。
中村学園女子高校:校舎がキレイ&学食が美味
中村女子学園は2021年と2023年にメインアリーナとサブアリーナを改修。良い意味で校舎らしくないところが生徒たちから好評です。


“食”にこだわりを持つ中村学園は、食堂のメニューも豊富。一番人気は担々麺です。
柳川高校:絶校長
柳川高校には、ユニークな古賀賢“絶校長”がいます。購買でオリジナルグッズを販売していたり、生徒も“絶校長”室に遊びに行ったりと大人気。取材中も“絶校長”Tシャツを着ている生徒に出会いました。
さらに、ゴールドジムや食堂内に一風堂があるなど、非常に特徴的な柳川高校。国際化があることから、海外からの留学生も多く在籍しています。
飯塚高校:制服がかわいい&留学制度

大きめのリボンに丸襟、セーターとスカートの縦線で脚長効果を狙った制服が人気の飯塚高校。制服目当てで入学した子もいるとかいないとか。


さらに、グローバル教育に力を入れる飯塚高校は、韓国やタイ、ニュージーランド、カナダなど、さまざまな国に留学が可能。取材に答えてくれたJKも「将来は海外で働きたい」と語ってくれました。
鞍手高校:謎の掛け声

NHK杯全国高校放送コンテストの福岡県大会で総合優勝を果たすなど、放送部の強豪校として有名な鞍手高校。多くの生徒が学校の特徴として「跳んで腰を下ろせ」という謎の掛け声があることをあげてくれました。
「跳んで腰を下ろせ」と言われたら、女子は「ヤーッ」、男子は「オーッ」の声とともに体育座りをするそうです。


このほかにも、ラジオ体操ならぬ「鞍高体操」があるのも鞍手高校ならでは。男子のみ腕立て伏せをする場面もあり、さらに体操後は補強運動として腕立て伏せを20回するそうです。
九州国際大学付属高校:卒業生がパリ五輪代表選手

実は、パリ五輪女子バドミントン日本代表の松山奈未選手は、九国大付の2015年卒業生です。


それもそのはず、九国大付はトップアスリートクラスがあるほどのスポーツ強豪校。甲子園出場の常連校でもあります。
ひびき高校:校則がゆるい
「自由があり、責任を持つ」をテーマにするひびき高校は、校則が自由な反面、時間割なども自分たちで選択する単位制高等学校。メイクもネイルもヘアカラーも自由ということで、他の高校にも合格していたけれど、あえてひびき高校に来たという生徒もいました。
不満爆発!? 新しい校則を作れるとしたら…
髪型の自由化
「新しい学校のルールを作れるとしたら何がいい?」を尋ねてみると、どの高校でも多かった意見が「髪型の自由化」でした。髪が長い女子は二つ結びかひとつ結びのみ、しかし結ぶ位置は高すぎるとダメという高校も多いようです。
スマホの自由化
髪型の自由化と同じくらい意見が出たのが「スマホの自由化」。ほとんどの学校は持ち込みOKでも、学校内での使用は禁止。でも「行事のときくらいは写真や動画を撮りたい」という声がたくさん聞こえてきました。
Wi-Fi設置

ちなみに、スマホの使用もOKのひびき高校に聞いてみると「ギガ不足になるからWi-Fiを設置してほしい」という、“ならでは”の意見も……。

そのほかにも「エスカレーターをつけたい」「靴や靴下は自由がいい」「校舎をきれいにしてほしい」「メイクをOKにしてほしい」といった、各学校ならではのホンネがたくさん飛び出しました。
女子高校生トレンド調査
タンフル


韓国語でフルーツ飴を意味する「タンフル」。本来は薄い飴でフルーツをコーティングするものですが、最近流行っているのは、冷凍フルーツを氷水に入れて混ぜることで完成する「氷タンフル」です。
チャンククッキー


サクサク食感ではなく、しっとりもっちり食感のチャンククッキーも流行中。YouTuberのありしゃんがお手軽に作れるレシピを公開したことから人気が広がったとか。
グリークヨーグルト


水が切られていて固めのヨーグルトもブームです。
シャインマスカットボンボン


ファミリーマートが販売したグミ「シャインマスカットボンボン」(※現在は販売終了)は、シャインマスカット風味のシロップをグミで包んだもの。「めちゃくちゃうまい」とSNSで話題を集めたのですが、関東エリア限定・数量限定だったため、福岡のJKは食べたことがない人がほとんどでした。
メンズコーチ・ジョージ


男磨きをテーマに発信するインフルエンサー・ジョージが動画内で発言した「厳しいって」というワードも流行中だそう。
ギリハッピー
さらに、ほとんどの高校生が口にした大流行中のワードが「ギリハッピー」。若い世代を中心に人気を集めるKOMOREBIという5人組ヒップホップグループが5月にリリースした楽曲「Giri Giri」が元ネタです。
配信からわずか37日で総再生回数8億回を超えるという大バズり曲。「宿題を忘れていたけど学校についてすぐやったら間に合ってギリハッピー」「雨だけど取材を受けられてギリハッピー」といった使い方をするのだそう。

そんなKOMOREBIは、なんと8/31(土)に「月光NAKASU」にて福岡初ライブが決定しています。生の「ギリハッピー」を聴いてみてはいかがでしょう。
イマドキの恋愛事情
恋愛の出会いはインスタから


令和の恋愛事情を探ってみると、最近はインスタのDMで告白をするのが定番なのだとか。知らない人からもDMが来るので、それをきっかけに恋愛に発展する人も大多数!
理想はさまざま


「イケメンがいい」「塩顔がいい」「ギャップ萌え」「好きな人はいないけど推しがいる」などなど、イマドキJKの理想はさまざま。
恋が冷める瞬間
恋が冷める瞬間もさまざまで「鼻毛が出ていたからひいた」といった声や「チャリガンダ(ママチャリで立ちこぎをして全力疾走すること)は嫌」といった声があがりました。
さらに「自販機を押す姿」や「カラオケで音痴だったら」など「えっ!?」と驚く意見も……。
女子高校生のお小遣い事情
お小遣い、どうやってもらう?

リクルートの「高校生お小遣い実態調査2024」によると、お小遣いの平均額は5,279円。

そのお小遣いにも、もらい方はいろいろとあるようで「PayPayでもらっている」というJKもいました。


また、なかには「その都度もらう」というJKもいて、春休みなど遊びに行く機会が多いときにはトータルで1万円ぐらいになるというおねだり上手なケースも!
気になる使い道は?


そんな貴重なお小遣いの使い道を尋ねてみると「好きなケーキを食べたい」「毎日のマックに使いたい」といった声が。どうやらイマドキJKは、食事にはお金を惜しまないようです。

食事のほかには、洋服やコスメ、プリントシール機に使うといった声がほとんどでした。


しかし、なかには文房具を買ってしまうので、5,000円のお小遣いが3日でなくなるなんてJKも……。実際に筆箱の中身を見せてもらうと、教科によってシャープペンシルを使い分けているなど、なかなかの“文房具女子”でした。
JKのアルバイト選び


アルバイトOKの高校では、お小遣いはもらわずに自分で稼いでいるというJKもいました。


「アルバイトはしていないけどお弁当を自分で作ったら1食200円もらえる」という“家庭内バイト”で稼ぐJKも。家族のぶんも作るなど、最高で9000円ゲットした月もあるそうです。
以上、青春まっただなかのJKたちのホンネをお送りしました。
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