JAたがわ 青壮年部・鳥越耕輔さん 吉留樹里
見てください!この青々とした葉っぱ。
これは、田川郡赤村で有機栽培をしている鳥越ファームのセロリです。
収穫まで1ヶ月ちょっと前という事で、少し細いですがセロリがイキイキとしているのが素人目でも分かりました。
今回お邪魔した鳥越ファームの鳥越耕輔さんは、有機栽培で野菜を育てています。
有機栽培はとても大変というのはイメージでありましたが、お話を伺って想像以上に大変だと感じました。
ただ、それだけでなく野菜本来の力を信じ引き出すのも有機栽培なんだと学びました。
その力を引き出すためには、1にも2にも「土」。
セロリが育つビニールハウスの中は独特の匂いがしました。
その匂いの正体は肥料。
鳥越ファームの肥料は川の河川敷にある草を使った肥料を使っています。
ただ、撒いているだけではありません。
セロリを育て始めた頃、ビニールハウスの3分の2が「軟腐病」にかかっていたそうです。
どうしようかと悩んでいたところ、草を肥料にする方法を知った鳥越さんは熊本まで泊まり込みで勉強しに行きました。
その後、赤村に戻り広い敷地の土を掘り起こし雑草肥料を1年間で8トンも「手で」撒いたそうです。
それはそれは大変で耕輔さんも「親父、もうやめよう」と相談。でも長年有機栽培をされていたお父さんが「とりあえず3年やってみよう」と言われ3年間巻き続けました。
すると…これまで収穫されていたセロリの数が「倍」に!!
その後も増え続け、今では「軟腐病」は1.2本しかでないそうです。
耕輔さんは、この時に「土がいかに大切なのかを知りました」と教えてくださいました。
そんなセロリの味は、収穫1ヶ月前でもみずみずしく、後味スッキリの美味しいセロリでした。
元々プロボクサーだった耕輔さん。
ボクサー時代のガッツが今は
「カッコいい農家になってやる!」というガッツに変わり、有機栽培でも人を雇う事も出来るんだと証明しています。
耕輔さん、めちゃんこカッコいいです!!
そして、
味も安心も認められた鳥越ファームの野菜を
皆さんにも食べてもらいたいです!!
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