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昭和なたたずまいを残す中華食堂のイニシエちゃんぽん

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飲食店の魅力は料理が美味しいことは大前提として、その店ならではのたたずまいや雰囲気、店主のキャラといった要素も重要なポイントです。特にラーメン屋や食堂などの大衆的な店ほどその傾向が強いと感じるのは、僕だけでしょうか。昼時にただ腹を満たすだけでなく、たまに無性に食べたくなる愛すべき店の一つが「福楽園」です。

福楽園_店内2 福楽園_店内1

場所は西鉄平尾駅から那の川方面に向かう道沿いにあるロイヤルホストの裏手。店内に入るとすぐ左手には、その日のスポーツ新聞やコミック雑誌、週刊誌などが積まれています。スマホやSNSなど存在しない頃、職場近くの蕎麦屋やうどん屋、食堂、喫茶店などで、これらを読みながら昼飯をかき込むというのをルーチンにしている時代がありました。そんな昭和のスタイルをそのまま継続しているというだけでも、今や貴重な存在です。

福楽園_メニュー

かなり広めのオープンキッチンにL字形カウンター、5卓のテーブル席という店内も、昭和の時代から変わらぬたたずまい。何度も手書きで上書きされたメニュー表を見ると、今どきラーメン550円、チャンポン650円、中華丼700円などなど、全メニューが1,000円以下! たしかコロナ前までは今よりも100円以上安かったと記憶していますが、それでも破格の値段といえます。
ご主人が厨房内で常に中華鍋を振りながら作る料理のバリエーションも豊富で、多彩な麺類から丼や焼き飯などのご飯ものに加えて、唐揚げやスーパイコといった一品料理、各種定食(昼のみ)まで充実。町中華というよりは、「中華食堂」と呼びたくなるラインアップです。忙しく厨房と店内を行き来する奥さんとのコンビネーションも抜群で、昼時にはひっきりなしに入る注文を次々とさばいていきます。

福楽園_料理1

さて、今回のお目当てである「チャンポン」を注文すると、ほどなく龍の紋様に「喜喜」の文字が入った器で着丼。昭和生まれにとっては、このイニシエ感がなんともいえない郷愁をそそります! ゴロゴロとした豚コマに、キャベツ、モヤシ、人参、キクラゲ、カマボコといったオーソドックスな具材はシンナリとした仕上がりで、ボリューム感も程よい感じです。

福楽園_料理2 福楽園_料理3

鶏ガラと豚骨スープをミックスしたスープはとろりとクリーミーで臭みがなく、スウッとした喉ごしで胃の腑に収まります。モッチリとした中太麺とスープとの絡みもよく、猛暑の最中でもワシワシと食べ進めることができました。

福楽園_卓上

卓上に置かれた調味料は、シンプルに胡椒、醤油、ソースの3種類のみ。比較的あっさりとした味付けなので、大胆に味変を楽しむならソースをドバッと投入するヤンチャな食べ方もありだと思います。また、この店で唯一4ケタ(1,000円)超えのメニュー「特製チャンポン」は、エビ、イカ、アサリなどの魚介類がたっぷりと入った豪華版。昼時のささやかな贅沢を楽しみたければ、ぜひお試しを。

福楽園_外観
店舗名:福楽園
ジャンル:中華料理
住所:福岡市中央区大宮2-5-9
電話番号:092-531-7445
営業時間:11:00~OS14:40/17:30~OS19:30
定休日:土・日曜、祝日
席数:カウンター8席、テーブル18席
個室:なし
メニュー:ラーメン550円、チャンポン650円、特製チャンポン1,000円、皿うどん650円、ギョーザ450円、ヤキメシ650円、中華丼700円、スーパイコ850円、カラアゲ定食900円(昼のみ)
URL:https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40007215/

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この記事を書いたひと

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