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テーマ施設「英語村」授業にも活用~「学び+娯楽」で学力向上へ 福岡・北九州市

北九州市にオープンしたアウトレットモールの敷地内に、体験型の英語教育施設「KITAKYUSHU GLOBAL GATEWAY」があります。「英語村」とも呼ばれていますが、北九州市は、この施設を活用し子供たちの英語力を向上させる取り組みを始めます。

先月、八幡東区のスペースワールド跡地にオープンした「ジ アウトレット北九州」。その一角にあるのが、「英語村」と呼ばれる施設です。

●記者リポート「ここから一歩足を踏み入れると、日本語は通じません。英語だけの世界です」

施設の中は、まるで海外にいるかのような雰囲気となっています。アトラクションは、全部で5つ。飛行機の機内やレストランをイメージした場所で、食事や飲み物の注文など日常的な会話を楽しく学びます。
テレビ局のスタジオをイメージしたところでは、キャスターやディレクターになりきり、英語で番組作りに挑戦します。
施設のテーマは、Education=「学び」とEntertainment=「娯楽」を合わせた「エデュテイメント」。スタッフは、2つのバランスを考え最適な環境をつくるために、定期的に議論を交わしています。

●KGG ルブラン・アントニーさん「体験したり新しい言葉を話せるようにするために、スタッフが楽しく過ごせるようにしようと」
●KGG 平野愛子さん「海外に行くことがパンデミックでなかなかないので、施設でいろんなことを学んで、学んだ英語を海外にでたときに使えるよう役立てればいいなと」

今月7日、北九州市の私立の中学校が、英語の授業の一環として施設を訪れました。生徒たちは教室とは違う雰囲気の中、勉強してきた英会話を早速試していました。

●店員「what food would you like ?」生徒「I’d like pizza. Corn bacon and seafood」

公立の学校も、すでに英語村の活用を決めています。北九州市教育委員会は、子供たちの英語学習に対する意欲を向上させるため、施設の利用料など今年度の予算に8200万円を計上しています。

●生徒「飛行機の中に座ってみて話したりするところが楽しかったです」「先生もずっと英語で喋るから勉強になります」
●敬愛中学校 階戸英美主任教諭「動機付けだと思うんです。実際に使えたという感覚があるのがとても嬉しいようで、そういうことがあるとほかの勉強もやってみようかなと、意味を感じてくれる気がします」

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