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九州最大の歓楽街「中洲」に賑わい戻り“働き手不足”に~時給1万円のキャバクラも

福岡コロナ警報も解除され「飲食は2時間程度」などの制限もなくなりました。シリーズ「現場の声」、九州一の歓楽街、中洲のいまを取材しました。

出張客で賑わい戻る

4月にオープンしたばかりの「キャバクラ」では8日夜、出張などで県外から来た客などが楽しみながら酒を飲んでいました。
会社の出張で東京から来た客「中洲は2~3年ぶりですね、コロナ明けてやっと来れた。会社のOKも出て、中洲も盛り上がっているんだろうなと言うの聞いて、来て良かったと思います」
店で働く女性「他の県からお店知っているお客さんとかも結構来ています。福岡県のお客さんは少ないですね、出張とか旅行の方が多い」
この店では、感染対策として注文には、タブレット端末を使用しています。
オンレッドシューズ・野崎渉店長「お店がオープンするにあたって遅くなっても意味が無いので準備をしてきました。お客様の数にしては1日約80名ほど来られています」

キャバクラ行きます!

街を歩く人も多くなってきました。


Q中洲は何をしに?
「キャバクラですキャバクラです、行っちゃいます!」
「中洲の定点チェックをね。昔と比べてどうかなーとコロナも大分おさまったし。まだ少ないですよね、ただみんな商売できて良いかな」



「飲食は2時間程度」などを県民に要請してきた福岡県のコロナ警報は、今月1日に解除されました。しかし、平日の人通りは・・・。

バーで働く人「ご覧の通り少なくて、どうなっているのかと。お客さんが早く帰る癖がついているようです」

テナント空室埋まる

中洲地区の物件を手がける福一不動産の古川社長は、テナントの空き状況から「人が戻ってきている」と感じています。


Q今空きどのくらい?
古川社長「空きは2~3%です」
Q最近紹介したお店ありますか?
古川社長「あそこもだし、そちらのビルもその奥も紹介していますので、どこがということは言えないぐらい最近入っていただける」



緊急事態宣言などで営業時間の制限が続いた時期には、中洲地区のテナントは15%ほどが空室となりました。それがいま2%ほどに回復しているといいます。

時給高騰キャバクラで“働き手不足”

その一方で、新たな問題が生じていました。働き手不足です。


古川社長「一番最初に言えるのが人材でしょうね、人がいない、いま取り合いになっているというのはどのテナントさんからもいわれる」



働き手不足の背景には、営業時間などが制限されたこの2年間に中洲の仕事から別の業種に移った人が多いことがあげられます。人材を確保しようと店側は求人を強化しています。
「るな」さんも2週間ほど前に別の店から移ってきました。今の店の方が待遇がいいと話します。


るなさん「女の子が欲しいんじゃないですかね。時給もそうだし、バックもそうだし売り上げの何%の部分も多くなった」



キャバクラの時給の相場は、3000円ほどと言われる中、時給1万円を支払う店も出てきているということです。


古川社長「1年ぐらいするとある程度、落ち着く。コロナがなければですよ」



九州一の歓楽街、中洲地区。少しずつですが、元の賑わいを取り戻しつつあるようです。

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