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24年ぶりの円安水準…ケーキ店は 13日は一時1ドル=135円台に 福岡

外国為替市場の円相場が13日、一時、1ドル135円台前半まで下落しました。約3か月で20円も円安が進んだことになりますが、今後も先行きが不透明なだけに中小企業には不安が広がっています。

福岡市早良区にあるスイーツの専門店です。店内には甘い香りが広がり、ケースの中には美味しそうなケーキが並んでいますが、円安の影響でほぼすべての原材料が値上がりしています。

エフ・エフ・マーケット 藤井英信社長「すでに2月、3月に値上げをしているが、今は上げにくい。一番苦しいのは乳製品。生クリームは大量に使うので厳しい。」

こちらの店は、1日に20キロの小麦粉を使います。その小麦粉を含め、乳製品やピューレチョコレートなどはアメリカやヨーロッパなどから輸入していますが、この3か月で約10%値上がりしたといいます。
原材料を安いものに替えると味や品質が変わるため、商品のサイズを少し小さくして対応しているということです。

エフ・エフ・マーケット 藤井英信社長「今、この小麦粉の種類で、ちょうどいい配合を何年もかけて考えているので、替えることはまた研究しないといけないので苦しい」

約24年ぶりの円安水準となる中、今後も日米の金利差が広がり円安が進む可能性があることから、中小企業は厳しい経営が続きそうです。

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