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小中学校の給食で「黙食」見直し~大声でなければ友達と会話もできるように 福岡市

先週、福岡市は小中学校の給食で実施してきた「黙食」を見直し、大声でなければ会話を認めるようにしました。ようやく友達とも会話ができるようになった子供たち、食事中の表情にも少しずつ変化が出始めています。
RKB坂本くるみ「子どもたちお待ちかねの給食の時間です。今日のメニューは、レバーの炒め物とワンタンスープだそうです。子どもたちが配膳を行っています」



福岡市中央区にある笹丘小学校です。先週の木曜日から、会話をせずに食べる「黙食」をやめ、大声でなければ給食の時間でも会話ができるようになりました。
RKB坂本くるみ「子どもたちお待ちかねの給食の時間です。今日のメニューは、レバーの炒め物とワンタンスープだそうです。子どもたちが配膳を行っています」



福岡市中央区にある笹丘小学校です。先週の木曜日から、会話をせずに食べる「黙食」をやめ、大声でなければ給食の時間でも会話ができるようになりました。
ただ、すべてがコロナ前に戻ったわけではありません。これまで通り、同じ方向を向いて机の間隔をあけて食べるなど、いくつかの制限は続いています。


児童「今までずっと、しゃべっていなかったから、解放感があって楽しい」「急にみんな明るくなった感じがする。テンション上がりすぎて大声出しすぎると、またコロナになっちゃうかなと思う」「コロナにかかったら心配だから、ちょっと加減を考えてしゃべった方がいいと思う」



笹丘小学校 中島奈々教諭「わりと子どもたち同士で注意しあうことができている。子どもたちが一番意識してくれているのかと思う」
「手を合わせてください。美味しい給食いただきます」「いただきます」



20日は、これまで先生が行っていた「いただきます」のかけ声も、久しぶりに児童が担当しました。約2年間にわたって黙食を続けていた子供たち。初日は食事中の会話に戸惑いもあったようですが、徐々に慣れてきたのか20日は時折、楽しそうな笑い声も聞こえました。
一方、黙食の見直しについて、保護者はどのように受け止めているのでしょうか。


保護者「コミュニケーションのほうが大事だと思うので、黙食見直しはウェルカム」「私はいいと思います。大人だって、こんなにワチャワチャ言って食べているのに、なんで子供だけ黙食させるのかなと思っていた」「子どもが受験生なので心配」
ただ、すべてがコロナ前に戻ったわけではありません。これまで通り、同じ方向を向いて机の間隔をあけて食べるなど、いくつかの制限は続いています。


児童「今までずっと、しゃべっていなかったから、解放感があって楽しい」「急にみんな明るくなった感じがする。テンション上がりすぎて大声出しすぎると、またコロナになっちゃうかなと思う」「コロナにかかったら心配だから、ちょっと加減を考えてしゃべった方がいいと思う」



笹丘小学校 中島奈々教諭「わりと子どもたち同士で注意しあうことができている。子どもたちが一番意識してくれているのかと思う」
全国でもいち早く、給食の黙食を緩和した福岡市。その狙いについて高島市長は・・・


高島市長「黙食で何も言わずに、教室の中でみんながシーンとして食べるというのは、コロナという緊急事態に応じた異常な状況だと思う。感染状況が落ち着いてくれば、元の状況にできるだけ早く戻ったほうがいいと思います」
一方、黙食の見直しについて、保護者はどのように受け止めているのでしょうか。


保護者「コミュニケーションのほうが大事だと思うので、黙食見直しはウェルカム」「私はいいと思います。大人だって、こんなにワチャワチャ言って食べているのに、なんで子供だけ黙食させるのかなと思っていた」「子どもが受験生なので心配」
大人は飲食の制限が解除される中、子ども達の「黙食」を見直す動きについて、感染症に詳しい専門家は・・・


北九州市立八幡病院 伊藤重彦名誉院長「キーワードは『小さな声』というのは守っていただく。少し距離を保ちながら小さな声で会話をすれば、そう心配される事はないと思っています。小さな声は許可して、食事をした後にしっかりテーブルを消毒するということの方が、しっかり効果的な感染対策ということです。あくまでバランスと内容を、しっかり具体的に取り決めながら、臨機応変にやっていただければと思います」

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