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観光ビザ再開で梨泰院クラスロケ地と“大統領府”をアピール・・・韓国政府

今月1日から観光ビザの発給が再開した韓国。新しい観光地として外国人観光客にアピールしているのが「韓国ドラマのロケ地」です。
RKB下濱美有「この町に見覚えがあるという方もいるかもしれません。そう梨泰院です。そして梨泰院といえば、パク・セロイのお店!上にはタンバムの文字も残っています」
韓国国内をはじめ日本を含む海外で人気を集めたドラマ「梨泰院(イテウォン)クラス」。ドラマでは店や橋、壁などがそのまま使われていて、その場に立つだけで登場人物になりきることもできます。  

時の政権の中枢“青瓦台”が一般開放

韓国で連日行列が出来る新しい観光地も誕生しています。大統領府として知られる青い瓦が特徴の「青瓦台(せいがだい)」。今年5月に就任した尹錫悦大統領が、大統領府を移し青瓦台を74年ぶりに一般公開したのです。

 
RKB下濱美有「大統領官邸だった場所が74年ぶりに一般開放されました。朝から多くの人が訪れています」
25万平方メートルの敷地には、10棟の建物があり、そのうち3か所は中に入ることができます。メインの大統領執務室もそのひとつです。
現地ガイド「大統領は一日中8時間くらいはここで過ごしていました」
大統領夫人の接見室や世界のトップが集まる会議室など、きらびやかな室内は息をのむほど美しい空間です。

執務室が入る本館から歩くこと9分、敷地内には大統領の家族が暮らした場所も。窓からはドレスルームや美容室など特別な生活模様を垣間見ることができます。

化学工場を改装したカフェがブームに

場所は変わって聖水洞(ソンスドン)地区。主に工場が建ち並ぶ地区ですが、ここが今、韓国の若者にとって大人気のスポットになっているんです。
RKB下濱美有「1階も2階もそして3階もおしゃれなカフェがありますが、実はここ元々化学工場だったんです。コンクリートなど当時のものも残されています」
化学工場を改装し、2019年にオープンした建物。古いものの中に新しいトレンドを融合させることは「ニュトロ」と呼ばれ、こうした工場跡地にカフェや雑貨店を開くことが、数年前からブームになっています。

1万人が訪れるコスメ店 ロボットがファンデーション提案

そんな聖水洞には1か月に1万人が訪れるホットスポットが。
RKB下濱美有「韓国といえばコスメ。人気商品がずらーっと並んでいます。実はこれ、全部試すことができるんです」
同じく3年前にオープンしたコスメ販売店。店内には40のブランド2000種類以上のコスメが並び、クレンジングからメイクアップまですべて体験した上で気に入れば購入することができます。買う前に試せる店が増えているようです。
店員「皮膚のトーンを測定してからそのカラーに合わせてファンデーションとクッションを作ります」
店内にはロボットがデータに基づいて自分の肌に合ったファンデーションを作ってくれるブースも。見て試して楽しい店内は、訪れる価値ありです。
韓国観光公社・信田杉菜さん「弊公社が運営しているSNSには最新の観光スポットやグルメをはやく体験したいという声もたくさんいただいていますので韓国旅行に対する期待感が大きくなっていることを実感しています」
訪れることができなかった2年間で大きく変化した韓国。新しい文化やトレンドを体験してみてはいかがでしょうか。

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