暑さが野菜の品質に影響“脱水症状”で葉が焼ける?農家が苦慮

福岡県行橋市で29日、今シーズン最高となる35・1℃を観測するなど各地で30℃を超えた。この暑さの影響が葉物野菜など農作物へも徐々に出始めている。

 

玉ねぎ高値続く、ほかは平年並みに

福岡市中央区の青果店を訪ねると、玉ねぎは全国一の生産地である北海道の干ばつや輸入の減少などの影響を受けてまだ高値が続いていた。

RKB小松久里子「L玉2個入りのこちらの玉ねぎ、高い時は280円まで上がったそうですが、今は198円に落ち着いています。これでも例年より50円ほど高いということです」

レタスやキャベツなどのほかの野菜はほぼ平年並みの価格となっている。しかし消費者からは今後の価格について不安の声が聞かれた。

買い物客「高くなると困りますね」「玉ねぎとかそういうのは買えるときに買っておこうかな」

大同青果が27日発表した来月の入荷予想によると、キャベツやレタスといった葉物野菜は天候に左右されるも安定的な入荷を見込んでいるという。一方、青果店は暑さや雨不足などの影響に気をもんでいる。

“暑さ”が野菜の品質に影響

八百屋桃太郎薬院店・佐藤美奈店主「今のところはすごい上がってるわけではないのですが、天気次第で味も状態も変わってくるし。葉物は、カンカン照りの後に雨が降って強い日差しを受けて、状態が悪いプラス値段が高くなると思います」

その影響は、一部の野菜ですでに出始めていた。福岡県久留米市の野菜農家を取材すると、30℃を超える暑さの中、ビニールハウスで水菜と小松菜を収穫していた。

農家・野村勝浩さん「晴天が続くと人間で言う熱中症ですね。植物で言えば脱水症状を起こして葉先が焼けてくるので、品質も低下します。収量も取れないし、労働ロスがかかる感じ」

ハウスの上にネットをかけるなどの日よけ対策をしているが、強い日差しによって葉に影響が出ていた。卸価格は1か月ほど前と比べると4割以上も下がっているという。

自然と共生する農家に「厳しい夏」再び

農家の心配事は暑さだけではない。別の農家に話を聞くと、畑や田んぼなど4年連続で大雨の被害を受けているという。暑さと水不足、そして毎年のように発生する記録的な大雨。農家にとって今年も厳しい夏となりそうです。

農家の野村さん「自然ですから、共生ですから、いかに順応しながら経験を生かして先を見ながら対応する。農家としては工夫をしながら頑張っている」

SHARE
  • Twitter
  • Facebook
  • LINE