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「土用の丑の日」前日 柳川のうなぎ店は大忙し“コロナ禍の観光業”は期待大 福岡

7月23日は「土用の丑の日」です。様々な商品が値上がりする中、うなぎも例外ではありません。専門店が多く並ぶ福岡県柳川市を取材しました。  

うなぎ店は大忙し

RKB三浦良介「食欲をそそる香ばしい香り。土用の丑の日を前に、柳川のうなぎ店は大忙しです」

龍川魚商店 龍俊治社長「忙しいですよ。焼いても焼いても追いつかない」
福岡県柳川市で、うなぎの卸業を営む龍川魚商店です。串を使わず炭火でふっくらと焼き上げた白焼きは、店頭で1匹3000円から3800円で販売。地元の飲食店や大手スーパーなどにも卸しています。扱っているのは、全て鹿児島産の養殖うなぎです。

「去年に比べ2割高」

龍川魚商店 龍俊夫専務「養殖コストも上がっているし、去年から始まったシラスの漁獲量が少なかったので、それに準じて値段は、去年の夏の土用の丑の日に比べて2割高くらい」
今シーズンは「シラスウナギ」と呼ばれる稚魚が不漁だった上に、エサ代や輸送費、養殖場のボイラーの燃料費なども値上がりし、うなぎの価格は去年より2割ほど高くなっています。

 

「去年に比べ2割高」

龍川魚商店 龍俊夫専務「養殖コストも上がっているし、去年から始まったシラスの漁獲量が少なかったので、それに準じて値段は、去年の夏の土用の丑の日に比べて2割高くらい」

今シーズンは「シラスウナギ」と呼ばれる稚魚が不漁だった上に、エサ代や輸送費、養殖場のボイラーの燃料費なども値上がりし、うなぎの価格は去年より2割ほど高くなっています。

木炭や容器なども値上がり

新型コロナの感染拡大により、柳川市の観光業は大きな打撃を受けています。うなぎ専門店も客足が減る中、物価の高騰を受けて値上げに踏み切ったところもありますが、こちらの店は価格を据え置くことにしました。
民芸茶屋六騎 猿渡久規主任「ここに来て新型コロナの陽性者が増えてきているので、不安も若干ありますが、やはり土用の丑の日ということで期待は大きいです。夏バテ予防に美味しいうなぎを食べていただきたい」
 

営業時間の短縮で人件費など削減

新型コロナの感染拡大により、柳川市の観光業は大きな打撃を受けています。うなぎ専門店も客足が減る中、物価の高騰を受けて値上げに踏み切ったところもありますが、こちらの店は価格を据え置くことにしました。
民芸茶屋六騎 猿渡久規主任「ここに来て新型コロナの陽性者が増えてきているので、不安も若干ありますが、やはり土用の丑の日ということで期待は大きいです。夏バテ予防に美味しいうなぎを食べていただきたい」

営業時間の短縮で人件費など削減

柳川の名物料理「せいろ蒸し」は、蒲焼きにしたうなぎを味付けしたご飯の上にのせて蒸すのが特徴です。一番人気の「竹」は2750円で提供しています。
民芸茶屋六騎 猿渡久規主任「調味料とか、いろいろ上がっていますので、仕入れはかなり厳しい状況にはなってきています」
うなぎに限らず、醤油や砂糖、卵などの原材料費も上がっていく中、価格を据え置くには企業努力が必要です。店では営業時間を2時間短縮し、人件費や光熱費を削減することにしました。
民芸茶屋六騎 猿渡久規主任「作業を見直してみたり、営業時間を集中的にすることによってコストを削減したり、頑張れるところは頑張っていこうと、今やっている最中です」

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