福岡の街に秋の訪れを告げる筥崎宮の「放生会」。3年ぶりに出店がずらりと並ぶ一大イベントに露天商は特別な思いで臨んでいました。
◆秋の一大イベント「放生会」
RKB堤千春「午後7時半すぎの筥崎宮です。これほど多くの人が集まっている景色は、久しぶりです。参道を埋め尽くすほどの多くの人が訪れています」
生命を慈しみ秋の実りに感謝する「放生会(ほうじょうや)」。筥崎宮の参道には3年ぶりに出店が戻ってきました。
生命を慈しみ秋の実りに感謝する「放生会(ほうじょうや)」。筥崎宮の参道には3年ぶりに出店が戻ってきました。
「ずっと放生会を楽しみにしていたので。やっと再開になって、これは絶対初日に来なきゃと思って来ました。久しぶりにこんなに人が集まってて、すごくワクワクしています」「3年前も一緒に浴衣を着て来たので、すごい懐かしい感じで、やっぱり活気が戻ってうれしいですね」「博多の文化の1つだから、楽しみたいなと」
◆500の露店は壮観!
例年、約100万人が訪れる「放生会」。多くの参拝客が楽しみにしているのは、約500の出店です。
「はい、いらっしゃいませ、どうぞー」
フルーツ飴にアイスクリームとジュース、あわせて3つの店を出している露天商の澤田一也さん。3年ぶりとなった「放生会」に特別な思いで臨んでいます。
「はい、いらっしゃいませ、どうぞー」
フルーツ飴にアイスクリームとジュース、あわせて3つの店を出している露天商の澤田一也さん。3年ぶりとなった「放生会」に特別な思いで臨んでいます。
澤田商店 澤田一也さん「お祭りがだいぶ減っていて、今年は少し戻ってお祭りがあったので、こういう大きいお祭りというのは、出店者側も楽しみにしているお祭りなので、やっぱりうれしいですね」
◆露天商は3年ぶりの意気込み
国内で新型コロナの感染が拡大した2020年、お祭りや花火大会などのイベントが軒並み中止となり澤田さんたち露天商の仕事はほぼなくなりました。その逆境の中、澤田さんは「仕事がないなら、作ればいい!」と、仲間とともに「ドライブスルー屋台」や「地域密着型の小規模な夏祭り」を企画。今年は、天神の街中にキッチンカーを出すという新しい試みにも挑戦しました。
澤田一也さん「同じ世代でいろんな方といろんな事をするのは楽しいので、結構前向きに3年間やってきたかな」
澤田一也さん「同じ世代でいろんな方といろんな事をするのは楽しいので、結構前向きに3年間やってきたかな」
◆営業時間は短縮でも「18日まで頑張る!」
いよいよ12日から始まった「放生会」。この1週間は露天商にとって大きなかき入れ時です。澤田さんも力が入ります。
3年ぶりに出店が戻った「放生会」ですが、例年と異なることもあります。営業時間の短縮です。露天商としては、客がいる限り、少しでも長く営業したいところですが、新型コロナの感染対策のため、午後10時で閉店となります。今月18日まで開催される筥崎宮の「放生会」。営業時間は例年より少し短くなりますが、出店に立つ人たちにとって明るい兆しを感じる「1週間」になりそうです。
澤田一也さん「お客さんは、例年に比べると、自分の感覚なんだけど多かったんじゃないかなと思っています。あと6日間、全力で頑張っていこうと思います」
3年ぶりに出店が戻った「放生会」ですが、例年と異なることもあります。営業時間の短縮です。露天商としては、客がいる限り、少しでも長く営業したいところですが、新型コロナの感染対策のため、午後10時で閉店となります。今月18日まで開催される筥崎宮の「放生会」。営業時間は例年より少し短くなりますが、出店に立つ人たちにとって明るい兆しを感じる「1週間」になりそうです。

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