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「全国旅行支援」11日から開始 自治体ごとに異なるルール~旅行業界は大きな期待

新たな観光需要の喚起策「全国旅行支援」が、11日から東京を除いた46の道府県でスタートします。新型コロナの影響が続く旅行業界は大きな期待を寄せていますが、自治体ごとにルールが異なることから、不安の声も聞かれました。  

3連休の最終日も多くの人

RKB植高貴寛「太宰府天満宮の参道です。少し肌寒いですが、店の前には多くの人が並んでいます」
3連休最終日の10日。福岡県の観光名所・太宰府天満宮は、県外からも多くの観光客が訪れにぎわっていました。
埼玉県からの旅行客「かなりお得になり、こんなことないので是非何回も利用したいと思います」
兵庫県からの旅行客「沖縄に行きたい。人数多いので、お得に行けたらうれしいです」

「全国旅行支援」11日に開始

入国者数の上限も撤廃

旅行客が期待を寄せているのは、11日から始まる国の新たな観光需要の喚起策「全国旅行支援」です。公共交通機関を使う旅行商品の場合、1人1泊当たり8000円、宿泊のみの場合は5000円を上限に、代金の40%が割り引きとなります。さらに、買い物などに使える地域クーポン券が休日は1000円分、平日は3000円分配られるため、最大で1万1000円の補助が受けられます。

福岡県は、「新たな福岡の避密の旅」と題して、全国の旅行者を対象に11日から12月20日までの期間キャンペーンを実施します。
甘木屋 高田由美子さん「旅行客が、ちょっと関東の方が減り気味だったので、もしかしたらちょっとまた増えるのかもしれない。全国的に人の流れが良くなるのではないかと期待しています」

入国者数の上限も撤廃

一方、福岡市天神の旅行会社は、この制度に大きな期待を寄せています。
アドツーリスト天神営業所 堀江雅子所長「間違いなく起爆剤になると思うので、各観光地も間違いなくにぎわいが出てくるので、全体の活性化という意味では全国旅行支援に期待を寄せている。今週に入って問い合わせが増えて、1日20~30件電話が増えている」
ただ、制度面での課題もあります。
アドツーリスト天神営業所 堀江雅子所長「細かく規定されている部分が自治体ごとに変わっているので、全ての都道府県分を把握して販売するのが、大変困難に感じている」

自治体ごとに異なるルール

一方、福岡市天神の旅行会社は、この制度に大きな期待を寄せています。
アドツーリスト天神営業所 堀江雅子所長「間違いなく起爆剤になると思うので、各観光地も間違いなくにぎわいが出てくるので、全体の活性化という意味では全国旅行支援に期待を寄せている。今週に入って問い合わせが増えて、1日20~30件電話が増えている」
ただ、制度面での課題もあります。
アドツーリスト天神営業所 堀江雅子所長「細かく規定されている部分が自治体ごとに変わっているので、全ての都道府県分を把握して販売するのが、大変困難に感じている」

自治体ごとに異なるルール

全国一律だった「GoToトラベル」とは異なり、「全国旅行支援」は都道府県ごとに利用方法や対象期間などが異なります。旅行会社は、どの旅行が支援の対象になるのか、各自治体に個別に問い合わせをしているといいます。

また、利用するには3回のワクチン接種歴か検査による陰性証明を提示する必要があり、旅行会社はその確認作業にも追われています。
アドツーリスト天神営業所 堀江雅子所長「今回はワクチン接種の有無も旅行業者で確認をしないといけないので、事務の繁雑さは前回よりもだいぶ負荷が大きい」

「全国旅行支援」は、新型コロナの感染が再び拡大すれば、都道府県の判断で中止となる可能性があります。福岡県は、基本的な感染対策の徹底を心がけ、体調が悪いと感じた場合は利用を控えるよう呼びかけています。

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