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透けるスクリーンにリアルタイムで“4か国語”AI翻訳で外国人を案内~福岡

JR博多駅の案内所に英語や韓国語など4か国の言語をリアルタイムで翻訳するシステムが導入されました。水際対策の緩和で増えつつある外国人観光客の案内に一役買いそうです。

4か国語に双方向翻訳

RKB原口佳歩「博多駅の総合案内所で日本で初めてリアルタイムで音声を翻訳するシステムが導入されました」
画面に中国語博多駅の案内所に登場した半透明のディスプレイ。訪れた人がスタッフに英語で話しかけると、スタッフ側の端末にAIで即座に翻訳された日本語が表示されました。
「地下鉄とバスがあります」
日本語で答えると、今度は翻訳された英語が利用者側のディスプレイに表示される仕組みです。異なる言語でも自然に会話ができるこのシステム。台湾のスタートアップ企業が開発したもので、福岡の通信事業者「QTnet」と共同で14日から実証実験を行います。

聴覚障害者のコミュニケーション手段としても

QTnet経営戦略本部・八木杏奈さん「中国語でも韓国語でもOKで多くの方の利便性向上につながればいいなと考えております」
さっそく利用する外国人の姿も見られました。
利用者「間違いもなく正確にコミュニケーションがとれました」
水際対策の緩和で外国人観光客が増えつつある今、開発した企業は日本でのさらなる展開を考えています。
開発企業「ショッピングセンターや駅や空港にも増設したい考えています」
聴覚障害者のコミュニケーションや感染予防の観点からも注目されるこのシステム。実証実験は来月13日まで行われます。

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