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「節電の冬」防寒対策グッズで暖かく過ごす~「着るこたつ」「スマホ毛布」など人気

国の節電要請にエネルギー価格の高騰もあって、今年の冬は例年より暖房を控えめにするなどの対策をとっている家庭もあると思います。省エネの冬でも、無理なく暖かく過ごせるグッズを取材しました。

街で聞いた「寒さ対策」


師走に入り、福岡も最低気温が10度を下回る日が増えるなど急に寒くなりましたが、まちの人はどんな対策をしているのでしょうか?
街の人「マフラーを何枚も巻くとか、部屋の中では厚着してできるだけ電気を使わないようにします」「レッグウォーマー履いています。末端冷え性なので。ゆっくり風呂に入って温かいうちに寝ます」

「ユニクロ」98種類のヒートテック

西村経済産業大臣「例えば、重ね着などをして少し室内の温度を低めにするとか、使っていない部屋の消灯をするなどをお願いしたい」

政府はこの冬、7年ぶりに企業や家庭に節電を要請しています。クールビズの名付け親である東京都の小池知事は、暖房の電気使用を抑えるため職員にタートルネックの着用を呼びかけるなど「ウォームビズ」を推奨しています。

「ユニクロ」98種類のヒートテック

ただ、タートルネックは毎日着るわけにもいきません。そこで冬におすすめなのがこちら。
RKB本田奈也花「大手アパレルブランドのユニクロでは、今年も定番商品のヒートテックを多く取り扱っています。」

「ワークマン」は“着るこたつ”

今年は着こなしを楽しむ「見せる極暖」として、ワッフル生地やリブ素材など98種類のヒートテックを販売しています。
ユニクロ広報 堺恵利佳さん「今年のヒートテックは1枚でニット感覚、カットソー感覚で着ることができます。」
RKB本田奈也花「着替えてみました。すごく軽いので、これだったら家でも過ごせますし、外に行くときもそのまま出られるので便利」

「GU」部屋着に力

また、ユニクロの姉妹ブランドであるGUは、メンズ、レディースともに部屋着に力を入れています。
RKB本田奈也花「このパジャマとても暖かいです。裏にもモコモコ素材がついているので、着ているだけでも気持ちがいいです。そして、ウエストにもリボンがついているので、デザイン性があってかわいいです」
GUおしゃリスタ 長谷川優妃さん「こちらは10代から20代の方に人気。お友達とおそろいで買うお客様やお家でもかわいく着られるので人気」

「ワークマン」は“着るこたつ”

作業着やアウトドア用品に加え、このところ若い女性にも人気の「ワークマン」。この冬もおすすめなのが「着るこたつ」と呼ばれるヒーターウエアです。
RKB本田奈也花「こちらのベストは、こたつ入っているかのように暖かいんです。中に電熱シートが入っていまして、バッテリーで調整するんです。また、胸元のボタンでも温度を調節できて、いま50度に近いそうです。暖かい」
ベストのほかに、コーデュロイやフーディ、デニムパンツなど12種類を販売しています。共通のバッテリーは別売りで、1回の充電にかかる電気料金は3.3円、最大16時間稼働します。

「ニトリ」は“スマホ毛布”

コロナ禍で家にいる時間が増えたこともあり、最近はこんなユニークな商品が売り上げを伸ばしています。
RKB本田奈也花「こちらの毛布、一見普通の毛布に見えるのですが、実は手が出るんです。首元まで毛布がきて暖かいですし、スマホの操作もやりやすいです」
家具やインテリア用品を扱う「ニトリ」が、今年9月から販売している「スマホ毛布」。この3か月で4万枚を売り上げた大ヒット商品です。
ニトリゆめタウン博多店 樋渡正則店長「一部では人をダメにする毛布と呼ばれている。SNSでヒットして、そこからかなり知れわたった。リビングや在宅ワークの人にも好評」

「カインズ」は“窓際省エネボード”

ホームセンターでは、節電しながら部屋を暖かく保つ商品が売れています。
カインズ福岡新宮店 野島華恋さん「窓際省エネボードを窓の下に置くことで、窓からの冷気を防いで部屋を暖かく保ってくれます」
また、窓に直接貼って家の中の熱を逃がしにくくする断熱シートは、失敗しても貼り直しができる商品やデザイン性の高い商品も用意されています。こちらは部屋のすきま風を防ぐストッパー、ドアの下に差し込むだけで取り付けも簡単です。窓とカーテンの間に取り付けるカーテンライナーは、冷気の侵入を防ぎ部屋のぬくもりを外に逃がしにくくしてくれます。
カインズ福岡新宮店 野島華恋さん「去年まではこの時期、ヒーターなど暖房器具がよく売れていたが、今年は電気代を使わずに、初期費用を抑えて寒い季節を乗り切ってもらえたら」

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